2019年8月における配当金という不労所得の月例定点観測です。
セミリタイア間近という段階になり、周囲の友人も現実的な1つの解になり得ると感じたのか、サラリーマン以外の生き方に向けてのアドバイスを求められることが増えました。
その際にやはり周囲の友人にも実際におすすめできるのは、ゆっくりでも着実に積み上げられる配当金をKPIとする投資手法です。
配当金が増えれば、セミリタイア・配当金生活という甘美な字句もおよそ夢物語ではなくなってきます。
【不労所得】配当金の定点観測(税引後)
月例の配当収入(税引後)の記録です。
2019年8月に受け取った配当金・分配金は以下8銘柄となりました。
毎月おなじみのPFFに加え、1月/8月の二期配当であるNGG、安定配当が期待できる米通信大手2社AT&T・VZ、30ドル台で引続き株価低迷中のBTI、高配当化しているABBVなどの面々です。
日本株ではタカラレーベン・インフラファンド投資法人、これは非常に良い時に仕込めました。20%のキャピタルが乗った上での高配当というのは理想的です。
対して上場インデックスファンド新興国債券は低調です。分配金も漸減傾向ですね。とはいえ特段売却の予定はありません。
【不労所得】月間配当金収入(2019年8月)
2019年8月の配当収入は税引後で203,968円でした。
受取配当金の内訳は以下の通り。(税引後|単位:円)
BTI | 46,845 |
NGG | 44,030 |
日本株口座 | 29,898 |
T | 22,121 |
VZ | 18,666 |
ABBV | 16,336 |
PFF | 13,605 |
タカラレーベン・インフラファンド投資法人 | 12,467 |
合計 | 203,968 |
BTIは株価が低迷しているため、配当再投資は地味に続けていきます。ネット証券大手の手数料下限撤廃によって、BTIの配当金をそのままBTIに再投資するということが容易になりましたね。
AT&Tは結局反発しました。借入金が増えたとはいえ、キャッシュフローや配当性向は極めて堅調です。
ABBVは今の株価水準が続けば、もう少し買い増したいところです。
先月までは米国株への買い増し金額を抑えていましたが、買いたくなる水準の銘柄はやや増えてきました。
引続き銘柄分析の記事を定期的に更新しつつ、買い時を探っていきます。
【不労所得】月別グラフでみた配当金収入(2016年~2019年)
恒例の過去3年間の配当推移と比較した月別グラフは下記の通りです。数値は全て税引後。
三菱サラリーマンは配当金収入という資産所得をKPIにしています。以下は税引後の値です。
2016年8月の配当は 38,853円 でした。
2017年8月の配当は 92,347円 でした。
2018年8月の配当は 181,196円 でした。
2019年8月の配当は 203,968円 でした。
今月も前年同月比で月例の配当金が増えています。来月の9月は過去最高記録を更新しそうです。
このようにKPIは可視化できる数値で以て測り、その足取りを定期的に振り返る形とすると、長期間継続のモチベーションが保たれやすいと思います。
【不労所得】累計受取配当金の推移(2016年~)
2016年1月から集計し始め、税引後の受取配当金累計が420万円となりました。
累計配当金というのは見ていて気持ちが良いものです。なぜなら、当たり前ですが「積み上げていくことができる」からです。
増えることはあっても、減ることはありませんから、株式投資を続けていく過程の精神面での仕組みとしては好適です。
配当金というのは比較的確度が高く計算できる性質のものであり、今後も積み上がっていく「定常的な不労所得/キャッシュフロー」です。
①投資資金を最大化
(収入を増やし、支出を減らす)
②配当金というキャッシュフローを最大化
(高配当株をひたすら買う)
シンプルですが①、②を行うことで、加速度的に増やしていくことが出来ます。特に①が核心的な要素です。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン@FIRE (@FREETONSHA) May 24, 2017
「給与の多くを高配当株に投資し、配当金を増やし、その増えた配当金と給与の多くで更に高配当株へ投資し、また配当金を増やし、その増えた配当金を…」ということをひたすら行えば、配当金収入は非常に高い確度で増えていきます。
給与の一部を毎月投資に充てることは、特別な才能は要りません。決めたプロセスに従って粛々と行うだけです。やろうと思えばだれでも出来ます。
私がこの配当金の記録を付けて公開していくことで、伸び率の多寡はあれど、誰しもが配当収入のグラフは右肩上がりを描くことが可能であることの証になると思っています。
セミリタイアしたい方にとって、株式購入を通じて配当金を積み上げていくスタイルというのは、やはりおすすめできる手法です。
なぜなら、配当金という定常的なキャッシュフローが出来ると、別の生き方をするハードルがその分下がるからです。
金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。
— 三菱サラリーマン@FIRE (@FREETONSHA) August 23, 2019
共に増やしていきましょう、人生の選択肢を増やすために。
Best wishes to everyone!
4年弱にわたって育んできた配当金に対する見解・メリット・魅力をまとめたものです。
配当金を得るなら、高配当株ETFがおすすめです。個別株で最大化するのも勿論良いですが、ETFよりやや難度高いです。
配当金を積み上げていくと、緩慢ながら徐々に複利効果を実感するようになってきます。