【ABBV銘柄分析】アッヴィは配当利回り2.4~5.5%の高配当バイオ医薬品大手

【ABBV】アッヴィ、配当利回り5%超の高配当ヘルスケア企業

アッヴィ【ABBV】は三菱サラリーマンが2017年・2019年に購入して現在約140万円分保有している銘柄です。

ヘルスケアセクターではジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】、グラクソ・スミス・クライン【GSK】と、このアッヴィ【ABBV】の3銘柄に投資しています。

米製薬大手アボット・ラボラトリーズ【ABT】から2013年に研究開発部門が分離・設立された企業。ABT時代からの連続増配年数は45年と長く、ヘルスケアセクター随一のブルーチップ(優良企業)と言えます。

【ABBV】基礎データ

アッヴィの基本情報は以下の通り(2019年5月時点)。

社名(和文) アッヴィ
社名(英文) AbbVie Inc
ティッカー ABBV
設立日 2012年4月
本社所在地 米国イリノイ州
従業員数 30,000人
セクター ヘルスケア
連続増配年数 45年
配当利回り 5.3%
直近4年平均配当利回り 3.8%
直近3年増配率 21.1%
直近5年増配率 17.5%
配当月 2, 5, 8, 11
1株配当 $4.28
1株調整後利益 $8.96
予想配当性向 50.9%
予想PER 8.9倍

【ABBV】事業内容

遺伝子組み換え型の関接リウマチ治療薬「ヒュミラ」が売上高の6割を占める主力商品。(後述)

  • クローン病
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
  • 低テストステロン
  • 甲状腺疾患
  • パーキンソン病
  • 慢性腎臓病
  • アルツハイマー病

などの新薬開発に注力し、以下特殊治療を要する医薬品も手掛けています。

  • 慢性腎疾患
  • C型肝炎
  • 婦人病
  • 腫瘍
  • 神経系疾患

同社IR資料では2020年までEPSが2桁の伸びを続けると強気の予想を掲げており、後述のヒュミラ特許切れ以降のヒュミラに代わる同社商品ポートフォリオが構築できるのかが注目ポイント。

ちなみに、製薬系の優良企業としてはABBVの他にも以下企業群があります。

  1. 【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン
  2. 【AMGN】アムジェン
  3. 【BMY】ブリストル・マイヤーズ
  4. 【MRK】メルク
  5. 【PFE】ファイザー
  6. 【NVS】ノバルティス
  7. 【LLY】イーライ・リリー

【ABBV】株価と配当利回り推移

配当利回りは2.3~5.5%で推移しています。そして2019年4月末時点で配当利回りは5.4%です。直近で最も高い配当利回りということで三菱サラリーマン的には大いに買い目線。

【ABBV】売上高・営業利益・純利益

ABBVの①売上高・②営業利益・③純利益・④営業利益率・⑤営業キャッシュフローマージンを見てみましょう。

売上高は右肩上がり、利益も全体的に増加、収益力を示す営業CFマージンも概ね25~40%と高水準。

売上高が伸びているのは、下図が示す通り、主力製品のヒュミラが伸びていることが一因。

売上高全体に占めるヒュミラの売上と割合

また、ヒュミラ比率が60%近傍を保っていることから、ヒュミラだけでなく他製品の売上が伸びていることが示唆されます。

【ABBV】製品別売上高割合:6割が主力医薬品ヒュミラ

まず、同社を語る上で外せないのがヒュミラ。2018年の売上高全体の実に60.9%をヒュミラが占めるため、同社の業績はヒュミラの売上高に大きく依存している状況。

ヒュミラの売上高は、米国:米国以外=7:3の比率であり、米国では2023年まで特許が残っているものの、既に欧州の売上高は2018年に特許切れ、その他主要国も2021年で特許が切れます。

なので、2021-2023年までは同社の業績は比較的堅調に推移することが期待されるも、2023年以降はヒュミラに代わる新たなキラー医薬品を開発 or 買収等でポートフォリオの多様化が成されるかが注目ポイント。

【ABBV】キャッシュフロー推移

上図の通りキャッシュ創出力は高く、フリーキャッシュフローマージンは40%と米国企業の中でもむちゃくちゃ高いです。

【ABBV】調整後EPS・FCFPS・DPS

2018年度決算時点で、調整後EPS・FCFPS>DPSとなっており、当面は配当持続性に特段の疑義は生じません。

【ABBV】トータルリターン vs S&P500

下図はABBVとS&P500指数の配当再投資込みトータルリターン比較です。

アボット・ラボラトリーズ【ABT】から分社化された2014年から2019年3月の期間において、市場平均のS&P500を上回るトータルリターンを残しています。

トータルリターン比較(年率)

12.4% : ABBV

10.6% : S&P500

【ABBV】決算予想と実績EPS

同社の凄いなと思うところは、過去4年間の決算で実績EPSが市場コンセンサスEPSをひたすら上回っていることなんですよね。上図の通り2018年4Q以外は全ての四半期決算においてEPSが市場予想と同等か上回っています。

常に市場の期待を上回るアッヴィ、素敵です。

【ABBV】配当発表日・配当落ち日・配当基準日・配当支払日

以下の通り、配当月は2・5・8・11月。配当支払日は15日頃が通例ですね。

配当発表日 配当落ち日 配当基準日 配当支払日 配当
11/2/2018 1/14/2019 1/15/2019 2/15/2019 1.07
9/7/2018 10/12/2018 10/15/2018 11/15/2018 0.96
6/14/2018 7/12/2018 7/13/2018 8/15/2018 0.96
2/15/2018 4/12/2018 4/13/2018 5/15/2018 0.96
10/27/2017 1/11/2018 1/12/2018 2/15/2018 0.71
9/8/2017 10/12/2017 10/13/2017 11/15/2017 0.64
8/17/2017 7/12/2017 7/11/2017 8/21/2017 0.63
2/16/2017 4/11/2017 4/13/2017 5/15/2017 0.64
10/28/2016 1/11/2017 1/13/2017 2/15/2017 0.64
9/9/2016 10/12/2016 10/14/2016 11/15/2016 0.57
6/16/2016 7/13/2016 7/15/2016 8/15/2016 0.57
2/18/2016 4/13/2016 4/15/2016 5/16/2016 0.57
10/30/2015 1/13/2016 1/15/2016 2/16/2016 0.57
9/11/2015 10/13/2015 10/15/2015 11/14/2015 0.51
6/18/2015 7/13/2015 7/15/2015 8/14/2015 0.51
2/19/2015 4/13/2015 4/15/2015 5/15/2015 0.51
10/20/2014 1/13/2015 1/15/2015 2/13/2015 0.49
9/19/2014 10/10/2014 10/15/2014 11/17/2014 0.42
6/19/2014 7/11/2014 7/15/2014 8/15/2014 0.42
2/20/2014 4/11/2014 4/15/2014 5/15/2014 0.42
12/12/2013 1/13/2014 1/15/2014 2/14/2014 0.4
9/19/2013 10/10/2013 10/15/2013 11/15/2013 0.4
6/20/2013 7/11/2013 7/15/2013 8/15/2013 0.4
2/15/2013 4/11/2013 4/15/2013 5/15/2013 0.4
1/4/2013 1/11/2013 1/15/2013 2/15/2013 0.4

【ABBV】アッヴィまとめ

アッヴィへは1.3万ドル程度保有ており、今後のヒュミラリスクが気にはなりますが収益力・増配力共に現状は申し分ない企業だと思います。

ヘルスケアセクターの中では、圧倒的に予想PER・予想配当性向・配当利回り・直近増配率も非常に高く、セクター中で明らかにバリュエーションとしては低いです。

しかし当然その背景にはヒュミラ依存リスクを投資家が懸念していることが示唆されるものの、個人的にはさすがに購入しても良い水準かなと考えます。

キャッシュ創出力も高いです。フリーキャッシュフローマージンは40%とめちゃくちゃキャッシュを稼いでいます。予想配当性向は50%で株主還元余力も現時点で十分です。

ポートフォリオの10%を占める主力にしても良いと思える企業です。徐々に買い増しを進めていく予定です。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

ヘルスケアセクターと言えば、50年以上連続増配の配当王であるジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】ですね。米国株投資家からも人気の高い銘柄でしょう。

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