ベライゾン(VZ)は高配当の米国大手通信会社

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ベライゾンはAT&Tと共に米2強の高配当通信事業会社の一角

ベライゾンは売上高は約13兆円、純利益は1兆円を超える世界最大級の通信事業会社です。規模は劣りますが、ざっくり「日本で言うKDDIのような会社」です。伝統的に高配当であり、配当利回りは4~5%。出来れば5%台の水準での株価で購入したい企業です。

米国株投資家であれば、過半の人が保有している銘柄と言っても過言ではありません。高配当・安定が代名詞となってきた企業と言えるでしょう。

長らくAT&Tとの2強で米通信業界を引っ張ってきました。最近は携帯電話の普及も米国内では頭打ちであり、マクロ的には今後の成長は米国の人口増加率に比例して増えていくものと思われます。

ただ、Tモバイルとスプリントの合併観測にもあるように、携帯電話などのワイヤレス事業は競争激化が予想されています。

ベライゾンは既に通信インフラ部分を握ってはいますが、今後は豊富なコンテンツを有していれば課金による収益の安定化などが期待できます。

そういったコンテンツ強化・事業多角化の一環として、米ヤフーを買収しています。ワイヤレス事業からの依存脱却を期して事業構造の転換を図っており、その行方が注目されるところです。

【VZ】各種基礎データ

それでは同社の各種経営指標を見ていきましょう。

【VZ】1株あたりの純利益(EPS)、配当(DPS)、フリーキャッシュフローの推移

配当は5年1.15倍、10年1.4倍です。

配当支払いの原資となる1株あたりのフリーキャッシュフローが、1株あたりの配当を上回っています。過去10年間で2017年が唯一、配当がフリーキャッシュフローを上回っています。

これは、ベライゾンが同年6月に約44億8千万ドルで米ヤフーの買収を実施したことによる一時的な影響です。

なので、基本的に配当支払いには直近問題はないとみて良いでしょう。

スプリントとT mobileの合併観測等々通信業界の競争激化も見込まれるところですが、アメリカの人口自体は増加傾向なので、今後も安定した増配と業績が期待されます。

【VZ】キャッシュフロー推移(10年間)

投資キャッシュフローが結構多いのは、通信会社ゆえに設備投資がかかっている為です。

通信事業会社は概ね似たり寄ったりのキャッシュフロー計算書となっています。

【VZ】増配率の推移

過去10年間の増配率は、概ね1.7%~5.1%で漸減傾向にあります。成熟産業ですが、今後のIoTにおいて通信事業会社が中核的な役割を担っていくのかが注目されます。

増配率が高いに越したことはありませんが、個人的には低い増配率であっても安定的に配当を吐き出してくれれば良しとしています。

【VZ】発行済み株式数

2013年までは一定ですが、2014年に発行済み株式数が増えています。

これは、2014年2月に英ボーダフォン(VOD)の所有するベライゾン・ワイヤレスの45%の株式を1,300億ドルで買い取るにあたって、うち602億ドルを株式による支払で手当した影響です。

【VZ】配当支払い月

2・5・8・11月に支払われます。

AT&TBTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)などが同月配当支払いの代表的な銘柄となります。

【VZ】株価推移(10年間)

同社の株式を購入するとすれば、配当利回りが5%台の時点で購入したいところです。過去の同社配当利回りは概ね4~5%で推移しています。

リーマンショック時には一時的に株価が半値になっていることは留意しておきたいところですね。

私自身は既に2万ドル分の同社株式を保有している為、これ以上の買い増しは現時点では考えていません。

高配当株で緩やかな成長を期待できる株式を保有したい投資家にとっては、好適と言える企業だと思います。

Best wishes to everyone!