残り3年のジュニアNISAで、子供のための資産運用。どう活用するか。

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残り3年のジュニアNISA、どう活用するか

ご質問

題名: ジュニアNISAの活用について

メッセージ本文:

初めまして。

いつもブログ及びTwitterを拝見させていただいております

三菱サラリーマン様のブログに辿り着いたときは、自分が想像することのなかった人生を歩まれている姿を拝見し、ただただ感動しブログを一気に読んでしまいました。

私は32歳既婚女性、2歳の子どもがいます。
最近ジュニアNISAを開設し、子どものための資産運用をしていきたいと考えております。

そこで、大変恐縮ですが、下記のような条件の場合に三菱サラリーマン様であればどのような投資先を選択されるかご教授いただければ幸いです。

・現在、給与収入から投資に回せる金額は月15万程度
・夫婦でつみたてNISA口座にて年間40万×2運用中
・余剰資金1000万程度

ジュニアNISAの年間80万は積立 or 一括購入どちらも可能です。

つみたてNISAでは購入できる商品が限られているため、ジュニアNISAではETFなどを購入したいと考えております。

しかし、2023年で終了の制度ですので、残り3年程度にはなってしまいますが、できる限り非課税の恩恵を受けられたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。

大変恐縮です、ありがとうございます。

投資対象

ご記載のとおり、ジュニアNISAでの運用目的は、お子さんの将来のためと理解しますので、まずは市場平均に連動する分散された投資対象で十分と思います。

そして、さらに残り3年の投資期間に限る場合の投資対象ですが、私でしたら東証上場の以下や、eMaxis slim S&P500などへ投資すると思います。

  • 【1655】iシェアーズ S&P500
    設定日:2017年9月27日
    経費率:0.15%
    分配金:年2回

背景は以下2点です。

  1. 手間が省ける
  2. 3年では含み損で終える可能性あるも、債券に投資してリスク回避的に傾くほどではない

株式投資は、過去の実績に鑑みると、長期的に積み立てていけば勝てる可能性が高い傾向にあります。ただ、3年という年限では含み損のまま3年が経過する可能性はあります。

とはいえ、債券に投資してまでリスクを抑えるかと言うと、そこまでリターンを限定してまでリスク回避的になるほどではないかと思います。

また、現在はコロナショック以前のように高値を連続的に突破するような環境ではなく、3年という年限を考慮しても一定期間において積み立てる価値が十分ある期間でもあると思います。

そのため、私がご質問者さまの立場であれば、特にセミリタイア・FIREなどが目的ではないため、1655やeMaxis slim S&P500などから1つ選び積み立て、3年後の値上がり益を得ることにBETします。(もしお子さんに教育もかねて投資を感じてもらう場合は、高配当株ETFなどで配当金を実感してもらうのも一案。最下段に関連記事を載せておきますね。)

お子様は2歳ということで、育児など諸事に忙しいと思います。そこで手間をかけずに平均点を取れる手法がよいと思います。

ちなみに、1655・eMaxisともに日本円でそのまま購入可能です。

ちなみに1655は、確定申告の外国税額控除を利用して税金還付を受ける手間も省けます(NISAの場合、もともと同控除は利用不可ながら)。

いずれにしても、これら投資対象は、手間をあまりかけずに、米国市場における成長の平均点をめざすことが可能です。

買い付け方

買い付け方ですが、定期つみたてが無難です。タイミングを計って安値で仕込めるに越したことはありませんが、こちらはややチャレンジングであり、中上級者向けと言えます。

もし定期つみたてを自動的に行いたいのであれば、SBI証券で定期買付サービス(ジュニアNISAでも利用可能)の利用が一案です。これなら、さらに手間を省くことが可能です。

【自動積立】初めての方にも出来る、米国株ETF投資の方法とは

まとめ

投資可能期間が3年という年限を踏まえると、3年後の含み損を抱えたままジュニアNISA終了となる株式のリスクは気になるところかもしれません。

ただ、NISA特有の主なデメリットとしては、「損失を確定させても損益通算ができない」という税制上のデメリットぐらいです。そのため、残り3年で積み立てる金額のスケールを考えると、大したデメリットにはなりません。

そのため、米国の市場平均に連動するETFへ投資して平均点をめざす形で十分と思います。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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