【SPYD】配当利回り3.4%~5%のS&P500高配当株ETF

【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式は魅力的な米国高配当株ETF

ご質問

はじめまして。

私は昨年から投資を始めた初心者ですが、投資を始めるにあたり、三菱サラリーマンさんのブログから大いに影響を受けたものです。

特にFXのご経験を基に精神的な面も含めてキャピタルよりもインカムを重視する姿勢には説得力があり、共感しております。

私の投資方針としては、基本的にVYMやVEUなどで、インカムも取れる世界株式で運用したく、VHTなどもいいなぁなどと思っているところです。

ところで最近、ブログなどで、米国ETFのSPYDの記事を目にします。

まだ設定から間がないですが、インカムもかなり取れて、トータルでの成績もVTIなどと遜色なく、不動産セクターも多いので三菱サラリーマンさんもチェックされているのではないかと勝手に思っておりますが、どう評価されていますか。

お忙しいとは思いますが、お時間あるときにお考えを教えて頂けると参考になります。よろしくお願いします。

ご質問ありがとうございます。SPYDはVYMやHDVと並んでかなり魅力的なETFだと思います。



まずSPYDは構成銘柄のほとんどを同じような割合で保有している均等分散型の高配当株ETFです。

後述しますが特筆すべきは不動産セクターの多さです。不動産セクターが25.46%と1番多く、次いで公益事業が22.07%となり、この2つのセクターだけで約半分を占めます。

景気変動の影響を比較的受けやすい資本財・素材・金融のウェイトは低く、公益セクターが多く、更に本来ミドルリスクと言われるREITが多く組み込まれている点で、高配当株ETFの中でも相対的にディフェンシブ的な色彩を感じさせるETFと言えます。

また、VYMやHDVといった代表的な米国高配当株式ETFより配当利回りが高いことも魅力です。

信託報酬(手数料)は0.07%と問題ない水準です。設定日は2015年10月と最近で、同系統のETFであるVYMやHDVと比べて歴史が浅いETFになります。

構成銘柄上位10社は、WelltowerやHCPなどのREITが目を引きます。構成銘柄上位25社でも、ほとんどが不動産セクターと公益事業が占めます。

そして均等配分というだけあって、構成銘柄79社が0.94~1.59%というウェイトに収れんしているのも特徴です。

それでは以下6点を見ていきます。

  1. 構成銘柄
  2. セクター比率
  3. 配当利回り
  4. パフォーマンス比較
  5. 配当金推移と配当利回り推移
  6. 株価・平均配当利回り

①構成銘柄上位10社

銘柄 比率
AES Corporation 1.59%
Realty Income Corporation 1.58%
Welltower Inc. 1.56%
Apartment Investment and Management Company Class A 1.54%
HCP Inc. 1.54%
Procter & Gamble Company 1.54%
UDR Inc. 1.54%
American Electric Power Company Inc. 1.45%
FirstEnergy Corp. 1.45%
Exelon Corporation 1.44%

先述の通り、WelltowerやHCPなどのREITが目を引きます。

Welltowerは以前購入したかったものの、日本の証券会社では取り扱いがなく、買えなかったREITです。

>>関連記事【HCN】 Welltowerは28年連続増配・高配当の米国ヘルスケアリート

SPYDを買えば、そのように個別株として購入できなかった多くのREITを組入れることが可能というのも魅力の1つですね。

米国株投資家にお馴染みの銘柄はプロクターアンドギャンブル【PG】や、アメリカンエレクトリックパワー【AEP】、エクセロン【EXC】ぐらいで、VYMHDVとは一線を画す構成上位銘柄です。



②セクター比率

セクター 比率
不動産 25.46%
公益事業 22.07%
一般消費財 10.53%
生活必需品 8.74%
エネルギー 8.20%
IT 5.86%
金融 5.81%
通信サービス 5.00%
ヘルスケア 3.81%
資本財 2.31%
素材 2.20%

不動産セクターが25.46%と1番多く、次いで公益事業が22.07%。

この2つのセクターだけで約半分を占めます。不動産・電力・ガスなどで約半分占めるということです。

総じて安定した配当を期待させる両セクターです。インカムゲインを得たい投資家にとっては好適なETFでしょう。

冒頭に述べた通り、景気変動の影響を受けやすい資本財・素材・金融のウェイトは低く、公益セクターが多いです。

更に本来ミドルリスクと言われるREITが多く組み込まれている点で、高配当株ETFの中でも相対的にディフェンシブ的な色彩を感じさせるETFと言えます。

③配当利回り(2019年4月12日時点)

SPYD:4.2%

VYM:3.1%

HDV:3.3%

配当利回りは、同系統の高配当株ETFであるVYMやHDVと比べて高いです。ここも大きな魅力と言えるでしょう。

高配当株ETFといえども、VYMやHDVではせいぜい3.5%~4%以下が関の山だったところに、このSPYDは4%を超える分配金利回りを見込めます。

配当・分配金というキャッシュフロー・インカムゲインの最大化に努めたい投資家であれば、垂涎もののETFです。

④トータルリターン

上図は2016年1月からの配当込みのトータルリターンを表したものです。

SPYDの設定日を起点とすると、VYMやHDV・S&P500と遜色なく、むしろSPYDが概してS&P500やVYM・HDVを上回るという堅調なリターンを直近3年間においては示しています。

リターンも今のところ申し分ありません。

⑤配当金推移と配当利回り

配当/分配利回り推移を眺めると、3.4%~5%の間で推移していることがわかります。配当金(分配金)も基本的には上昇傾向。

⑥株価と配当利回り推移

株価と配当利回りの推移、及び配当利回りの過去平均は以下の通りです。

設定来から2019年4月11日における配当利回りの平均値は4.1%です。よって、配当利回りが4.1%を上回るかどうかが一応のSPYDの購入水準の目安になり得ます。

2018年末の下落局面では12月24日に配当利回りが5.0%に達しています。5%を超える局面があれば迷わず買いたいところですね。

SPYDまとめ

前述の通り、景気変動の影響を比較的受けやすい資本財・素材・金融のウェイトは低く、公益セクターが多く、更に本来ミドルリスクと言われるREITが多く組み込まれている点で、高配当株ETFの中でも相対的にディフェンシブなETFなのがSPYDです。

更に配当利回りは高配当株ETFの中でも高く、REITと公益が多いというのは三菱サラリーマン的には好みです。

今までVYM・HDVといった高配当株ETFを推してきましたが、間違いなくその推しETF群にこの度SPYDが加わったと言って良いでしょう。

配当利回りが4.5%前後であれば、税引後ですと3.24%です。個人的にETFは希望の配当利回り水準を満たさないので購入に至っていないものが多かったわけですが、税引後3.24%は結構魅力的です。

今後高配当株ETFを購入するとすれば、SPYDが三菱サラリーマン的には最右翼に躍り出る可能性が高いです。

Best wishes to everyone!

同じく高配当株ETFであるVYMの詳細について述べたものです。

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コメント

  1. 森林樹 より:

    三菱さんはリタイア後、ブラックロックとか、ヴァンガード、若しくは、sbiと組んでセミナー+書籍出せば、安泰ですね。
    変なアナリストより、プログの内容は全然良いし、普通に配当と同レベルの稼ぎが週一の労働で行けそうですけどねー

    • じんたん より:

      過分なお言葉頂戴し、有難うございます。
      大勢の方々の前に登場するのはちょっと気恥ずかしいので、、書籍であれば(笑)
      今後とも参考になる情報を発信していければと思います。
      どうぞよろしくお願い致します。