【VYM銘柄分析】配当利回り2.4%~6.3%の米国高配当株ETF

VYMは、高配当米国株に分散投資できるおすすめETF

まず、VYMの基本情報とおすすめする理由を以下示します。

VYMの基礎データ

2019年8月18日時点のVYM基本情報は以下の通り。配当利回りが遂に過去平均同値の3.13%を超えてきました。

株価 $85.24
年間配当金(直近過去4回) $2.69
過去平均配当利回り 3.13%
配当利回り 3.15%
設定来トータルリターン年率 7.78%
最大下落率(リーマンショック時) 52.8%
最大減配率(リーマンショック時) 30.8%
配当月 年4回 (3・6・9・12月)
設定日 2006年11月10日
ベンチマーク FTSE High Dividend Yield Index
VYMおすすめポイント

投資の大原則は、成長市場へ「長期・つみたて・分散」投資をすることです。

最も手間をかけずに、成長市場である米国企業、その中でも高配当株に分散投資できるのがこのVYMです。リターンは後述しますが、12年間で2.4倍です。

それでは、以下8点を見ていきましょう。

VYMチェックポイント

1.配当利回り推移(過去5年間)

2.配当金推移(設定来)

3.配当利回りと同平均値(設定来)

4.株価推移・配当利回り推移(設定来)

5.最大下落率と最大減配実績

6.トータルリターン

7.構成銘柄とセクター比率

8.経費率

①配当利回り推移(過去5年間)

VYMの過去5年間における分配利回りは2.6~3.5%の間で推移しています。設定来の平均配当利回りは3.13%です。後述しますが、この水準が節目になってきます。

②配当利回りと配当金推移(設定来)

VYMの年間配当金と配当利回りの推移を描いたグラフです。

リーマンショックで配当金は1.56ドルから1.08ドル台へ31%落ち込んだものの、その後2019年4月に至るまで右肩上がりに増えていることがわかります。

今後も金融危機や景気後退局面に入った際には、減配となる局面がありそうですね。

③配当利回り推移と平均配当利回り(設定来)

配当金利回りは、2009年3月5日と3月9日には6.29%を記録しています。これがVYMにおける史上最高の配当利回りです。リーマンショックの影響が色濃く出た時期ですね。

2011年2月18日と3月3日に配当利回りは2.45%を記録しています。これがVYMにおける史上最低の配当利回りです。

そして、設定来の平均配当利回りは3.13%です。これが購入する際の目安になり得ます。下図を見てみましょう。

④配当利回りと株価推移(設定来)

上表は設定来の分配利回り・平均分配利回り・株価の推移です。

先述の通り、設定来から2019年4月に至るまでの平均分配利回りは3.13%赤線)です。これが1つの買い水準の目安とも言えます。

平均配当利回りである3.13%を超えた時期をピンク色の枠で囲っています。配当利回りが3.13%を超えた時期はいずれも株価の良い押し目となっており、絶好の買い水準になっていることがわかります。

下図の通り、過去5年間でも同様の傾向が見てとれます。

よって、直近配当4回における配当利回りが3.13%を超える水準で買いたいところですね。

⑤最大下落率と最大減配実績

2009年3月5日にVYMは、22.93ドルまで下落。直近高値は2008年4月3日の48.62ドルですから、下落率は53%です。分散されたETFでもS&P500指数全体が暴落すれば、やはり連れて暴落します。

対してS&P500は50.97%なので、高配当株ETFとはいえ、リーマンショックの際は指数より大きく下落したことになります。

ただ、配当という不労所得の創出は精神面で無視できない大きなメリットなのは言うまでもありません。

分配金も直近四半期配当4回合計ベースで高値の1.56から1.08まで31%の減配となりました。

⑥設定来トータルリターン

VYMの設定来トータルリターンは配当再投資込みで2.4倍。年率リターンは14.1%。

2007年から1万ドル投資していた場合、2019年3月末時点でS&P500の2.5万ドルより若干低い2.4万ドルになっていることになります。12年間で資産が2.4倍といえば十分すぎる程の水準です。

⑦構成銘柄とセクター別構成比率

2017年時点

2018年時点

2019年時点

2018年になってマイクロソフト【MSFT】が組入銘柄から外れました。

2019年は組入比率トップはJPモルガン、次にJNJ、エクソンモービル、ファイザー、AT&Tなど米国の王道高配当株が続きます。大きな偏りなく概ね満遍なくセクターも分散されていると言えます。

同じ高配当株ETFのSPYDやHDVと異なり、幅広いセクターに分散されていることが特徴です。

⑧経費率(手数料・信託報酬)

2019年2月に0.08%から0.06%に更に下がりました。全く問題ない水準です。

長期投資をする際、信託報酬という手数料が高いと、長期パフォーマンスを徐々に毀損しますから、信託報酬はしっかり安いものを選びましょう。

まとめ

VYMは投資先として申し分のないETFです。過去12年で年間リターンは14.1%、配当は2倍。

私は高配当個別株に投資してきており、今後もその予定です。しかし、このような銘柄が分散され、自動的に銘柄入れ替えもなされるのは非常にお手軽で魅力的です。

ETFは個別株に比べて面白みに欠けるものの、時間対効果が非常に高いです。自分で銘柄分析や決算チェックなどの個別株投資特有のメンテナンスが必要ないからです。

投資はあくまでも金銭的豊かさを高め、人生の選択肢を増やすための手段ですから、時間をかけずに安定的に資産形成するには好適なETFと言えます。

VYMのポイント
手間がかからず、長期的に積み立てていくことで比較的高配当を享受・資産形成・分散投資を図りやすい

◆個人的にはETFの中で最もオススメできるETFの1つです。SPYD・HDV・VYMこれら3つの高配当株ETFは三菱サラリーマン的に最も好みなETFです。

>>VYMとHDV、米国高配当株式ETFはどちらがおすすめか

>>【SPYD】配当利回り3.4%~5%のS&P500高配当株ETF

◆購入タイミングの目安となる基準を示しました。

>>米国高配当株ETF【SPYD・VYM・HDV】の購入タイミング・買い目安の基準を示します。

◆ETFのリスクについては以下をご参照ください。

>>米国高配当株ETFの投資にあたり、留意すべきこと【ETFのリスクとは】

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

公開日:2017年5月20日