経済的自由を20代で得て感じる3つのこと

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経済的自由の定義とは?

まず経済的自由という言葉を明確化します。

ここで言う経済的自由とは、
「配当や利子などの所得(…①)が生活費(…②)を継続的に上回ること」を指します。

では、①と②の状況を見てみます。

経済的自由指数①:不労所得はいくら?

まず、ブログ収入は労働集約的と解釈するので、今回要素とする所得には算入しないこととします。

よって、私個人の不労収入と言えるものは、株式や債券・REIT(不動産上場投資信託)などから得られる配当金や利金、及び金利収入(貸株)になります。

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上記記事で記載した通り、2018年の配当収入は税引後で120万超えの見通しであり、場合によっては150万円超えも見込んでいます。

つまり月額で言えば10万円超の不労所得が得られる見通しということになります。経済的自由を達成するには、株式による配当収入は非常に魅力的な手段と言えます。

経済的自由指数②:生活費はいくら?

対して日々の生活費はどうでしょうか。

この生活費が月額で10万円以下であれば、冒頭で述べた「経済的自由の定義」に合致することになります。

これは既に以前述べた通り、7万円を下回る結果になりました。

月額10万円以上の不労所得から生活費を差し引いても、まだ3万円以上余裕があります。
3万円あれば旅行も行けます。

「不労収入>生活費」という図式が成り立ち、一応語義上は経済的自由を達成したことになります。

”一応語義上”と付言したのは、経済的自由達成は、生活費いかんで達成難易度が相当ブレるからです。

月20万円の生活費が必要な人が経済的自由を達成するためには、税引後配当利回りが4%だとして、6,000万円の原資が必要になります。

一方、月8万円の生活費で足りる人であれば、同様の算出方法で原資は2,400万円で事足りてしまいます。

この3,600万円の差は非常に大きい。3,600万円の資産を築こうと思うと、常道では相当な時間を要するでしょう。

たとえ年収が手取りで1,000万円ある高収入な方でも4年以上要することになります。

なので、ひとくちに経済的自由達成といえども、収入・支出の規模感は千差万別ということです。

経済的自由を果たして思う3つのこと

前置きが長くなってしまいましたが、経済的自由達成を果たして思ったことは以下3つ。

  1. お金より時間を重視するようになった
  2. お金への執着度合いが落ちた
  3. あらゆる意味で少し余裕ができる

①は②にも通じることですが、金銭的な欲求というのは依然としてありますが、以前よりは落ちた気がしています。

明日仕事を辞めても、路頭に迷うことはありませんから、金銭面で切迫することがなくなります。

よって、お金を得るという行為に対する優先順位が下がりました。

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この事象で以て飛び上がって歓喜の舞を踊りだすわけではありません。

もちろん嬉しいことは嬉しいですが、例えば300万円が600万円になるのと、3,000万円が3,300万円になるのとでは、同じ300万円の増加でも、敏感度具合は異なります。

換言すれば、資産が増えれば増える程、資産の増加には不感症になっていくことを実感しています。

一方で、人間というのはある意味では御しがたく、ないものねだりという一面もあります。

1つの欲求が満たされると、今までその欲求実現に注いできたリソース・意識が別のモノに向かいがちです。

金銭的な欲求が満たされれば、人によっては次に注力する対象は時間であったり、名誉であったり、異性であったり、色々あると思います。

私はやはり時間・若さなどの要素の存在感が少し大きくなった気がしています。

②で執着と記載していますが、執着を捨てると、逆に向こうから対象物がやってくるということは、ままあります。果たしてお金はどうなんでしょうね。

そして、③で「あらゆる意味」と記載していますが、仕事も含まれます。

たとえ仕事で何かあっても、経済的に会社に依存していないため、傾向として鷹揚に構えていられたり、一歩引いた目で会社やトンの方々を見ることができるので、その点の効用は大きいと思います。

更に、仕事に対して必要以上に・過度に力む必要がなくなり、適度に力が抜けたり、負荷が一定程度軽減されることはあるでしょう。これも要は仕事に対する「負の執着」がなくなっていく、とも換言できるかもしれません。

人生とは、執着を1つ1つなくしていくこと。そんな風に考えるのもおもしろいかもしれませんね。

Best wishes to everyone!

経済的自由を達成するには、いかに早い段階で投下資本を蓄積し、それを働かせるかに尽きます。

経済的自由を達成する方策については、以下まとめています。

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公開日:2017年12月9日

コメント

  1. もうあとはいつリタイアするかタイミングだけの状態になったのですね。

    僕はセミリタイアなのでまだ経済的自由を手に入れてないですね、配当等が家族3人の生活費をまかなうまでいってません。
    完全自由になるには順調にいったとしてもまだ数年は要するでしょう。

    • じんたん より:

      支出が少ないからとはいえ、自身でもこの時期に達成は意外でした。やはり節約というか支出をどう納得の上で最小化するのか、足るを知る精神をまとうのかが、経済的自由を達成するための大きな要因になりそうです。
      いつもブログ拝見し、楽しく読ませて頂いております。私もセミリタイア志向なので、経済状況的にも完全リタイアはまだ先になりそうです。
      仰る通り、子供が出来ると尚更完全自由は先ですよね。

  2. […] 2017年12月の時点で経済的自由を達成しています(配当金月額10万円超>生活費7万円程度)。その後、意味の分からないペースで資産が増えているので、ますます生活は盤石なものになっています。 […]