FIRE後の住む場所・環境を決める基準【移動の自由】
「FIRE後の住環境を決める基準」についてのご質問に、以下回答いたします。
FIREを達成すれば、移動の自由が付いてくる
経済的自由を獲得した上で、自由で主体的な人生を描く(FIRE)と、ひとつの側面として「移動の自由」を得られることになります。
移動の自由とは、「地理的な制約がない」ということです。
つまり、以下のことが実現しやすくなると思います。
- どこに住んでもよい
- 好きなところに住んでもよい
- 拠点は1つとはかぎらず、複数あってもよい(デュアルライフ・多拠点生活)
たとえば、なんらかの疾病や特定のリスクが蔓延した際には、それらを避けて一時的に居を移すことも可能にはなります。
- 自然が好きな方であれば、自分に適した自然具合のところに住めますし、
- サーフィンが好きな方は、海の近くに、
- 登山が好きな方は、山の近くに、
- 温泉が好きな方は、名湯の近くに、
- 古民家マニアであれば、古民家に、
- 京都の鴨川の美麗さに魅了された方は、鴨川の近くに、
といった具合に、自分や家族なりに住環境を整えやすくなるのではないでしょうか。
ご質問
さて、今回は以下ご質問をいただいています。
題名: デュアルライフについて
メッセージ本文:
三菱サラリーマン様
こんにちは。
いつも楽しく拝読しています。
本も読ませていただきました。後輩たちにもおすすめし、配ってお
さて、FIRE後の生活シュミレーションが楽しくて仕方なく趣味
私は家の購入を全く考えておらず、夫婦2人と犬1匹で夏と冬で生
長期の別荘借りやアドレスといったサブスクサービスを色々見ては
毎日のブログ更新、大変かと思いますが楽しみにしております!お身体ご自愛くださいね。
ありがたいお言葉をいただき、大変恐縮です。ありがとうございます。
回答
私の場合、たいせつな要素として以下を挙げてみたいと思います。
豊かな自然は、すべての根幹
- 自然豊か
- 山がある
- 海がある
- 川がある
- 温泉がある
- 緑の匂いがする
- 地産地消的である
- 第一次産業がある
- 不便すぎない
自然豊かな土地(①)であれば、総じて②~⑧以降も付帯します。
自然が豊かであれば、海は一部にかぎられますが、山・川はほぼ必然的にありますね。さらに、温泉も多くの場合、あります。そして緑の匂いも感じることができます。
緑の匂いを鼻腔いっぱいに吸い込んで、寝る前に寝室の空気を入れ替えれば、副交感神経が直ちに優位となり熟睡もしやすくなります。
自然からは四季も感じられますし、花が咲き誇れば愛でることもできます。野生の昆虫や動物がいれば、人によっては童心を取り戻すことも可能でしょう。
温泉があれば、健康には好影響ですし、地域の憩いの場になっていることも多いですね。
壮麗な川が流れていれば、せせらぎの音やその風景から頭は研ぎ澄まされ、あらゆる着想も得やすくなるでしょう。
綺麗な海・山・川があれば、散歩それ自体が特別なものになります。外出が億劫になることは、まずなくなるでしょう。
第一次産業の従事者(農家さん・漁師さん等)が地域にいらっしゃれば、農業を学ばせていただくことや人材不足ですからなんらかの人的貢献も可能です。
そういった特産物があれば、必然的に地産地消の豊かなレストランも点在します。
地産地消ということは、必然的に新鮮な産物をいただくことができます。健康はすべての根幹ですから、健康を織り成す「食」の選択肢が広がることも、また重要と思います。
自然を求めるとはいえ、あまりに不便すぎるのも人生ステージによっては考えものですから、不便すぎない土地を選んでいます。車がなくても生活が成り立つところですね。
自然そのものが娯楽になる、子育てにも好適
自然が豊かであれば、必然的に食も豊かです。山・川・海・温泉などの自然資源も豊富です。
すると、娯楽が成り立ちます。自然の娯楽というのは、お金もあまり必要ありません。
- 登山
- 虫とり
- 魚とり
- 雪かき
- 海水浴
- そり遊び
- 生物観察
- キャンプ
- 庭で焼肉
- グランピング
大人も子供も楽しめるものではないでしょうか。
自然も食も豊かであれば、壮健な身体と健全な精神が育ちます。
健全な子育てにも好適だと私は思います。都会生活で擦れるよりも、素直な人に育ちやすいという面もあるのではないでしょうか。環境というのは、人を変えるのです。
デュアルライフも可能。多拠点生活はどのように構築するか。
ご質問文にもある通り、季節によって住居を変えることも可能ですね。
「夏は北海道、冬は沖縄」といったように、住居を個々人にあわせて最適化することもできます。状況・環境が許せば私もしたいと思っています。春は桜前線を追いかけることも可能ですね。
デュアルライフなど多拠点生活をする際には、以前ブログでも紹介した「アドレス」などもあります。
個人的には、もし多拠点生活をする場合は
- 適度な田舎に賃貸または購入で1つ拠点を構えておき、
- その他の地点においてホテル等で中長期滞在を柔軟に行う
といった形がやはり有力かなと思います。
この形であれば、いろいろなホテルを体験できますし、移動したいと思えばすぐに移動できます。
「アドレス」も一案と思いますが、私はまだ未利用のためなんとも言えないところです。お気に入りのホテルが各地にできつつあるので、そういった発見や特色を堪能するのも一案とは思います。
まとめ
以下を再掲しておきますね。
- 自然豊か
- 山がある
- 海がある
- 川がある
- 温泉がある
- 緑の匂いがする
- 地産地消的である
- 第一次産業がある
- 不便すぎない
- 登山
- 雪かき
- 海水浴
- そり遊び
- 生物観察
- キャンプ
- 庭で焼肉
- グランピング
- 適度な田舎に賃貸または購入で1つ拠点を構えておき、
- その他の地点においてはホテルやホステルなどで中長期滞在を柔軟に行う
ひとことで言えば、自然こそが人間が本来的に共存し調和してきた環境そのものと思います。
その環境のよさを享受しつつ、それを現代風に自分なりに調和しつつも応用・最適化していくのも醍醐味かもしれません。
今回は自然に焦点を当てました。お答えになっていますでしょうか。ご参考にしていただければ幸いです。
Best wishes to everyone.
関連記事
今後、適度な田舎に対する人気はやはり高まっていくのではないかと思います。
奇しくもコロナ禍で脚光を浴びた形でしょうか。
デュアルライフは、このブログ開設直後に志向していましたね。
多拠点生活サービス「アドレス」については、以下で紹介しています。
雪かき・雑草・温泉については以下の通りです。