新鮮な野菜を手に入れる方法:農家さんから直接買う
新鮮な野菜を入手するには、田舎か適度な田舎に住んで、農家さんの直販所(軒先 or 地域の朝市)で購入するのがひとつと思います。
あとは、農家民宿に宿泊するなどして農家さんと直接お付き合いさせていただくことで、「直接購入 → 配送」といったかたちもあります。
「有事の際は送ります」と言ってくださる農家さんもいらっしゃいます。そういうかたちもありますね。
移住先検討の際は、農家さんの軒先で野菜を売っているのかは、見ておいてもよい要素と個人的には思います。
食は毎日を作るすべての根幹ですね。
農家さんからの直接購入は、実は欧米に比べ補助金が手薄な日本の農家さんへの直接的な対価支払い(=問屋の口銭が生じない)にも寄与するならば、意義ある行動でもあるでしょう。
実際に私が農家さんから直接購入している場所
先日も、近くの山でハイキング中に、農家さんが野菜を売りに来てる場所があり、購入させていただきました。
以下、実際に私が購入している場所です。
① ハイキングコース途中の、農家さん出張販売
なんと、「ハイキングコース」と「国道と繋がる道路」が交わる地点で農家さんがやってきて野菜を売っているのです。
採れたてとの由。値段も中間に卸さない分、安いですね。
② 農家さん(A)の軒先
こちらは、農家さんの軒先で以前購入した新鮮なミニトマト。100円也。
③ 農家さん(B)の軒先
こちらも同じく農家さんの別の軒先で購入。じゃがいも・玉ねぎ・小松菜が各々100円。ズッキーニは50円。どれも前日か当日にとれたそうです。
④ 朝市やさい直売所
近所の公民館みたいなところで、朝9時から週3でOPEN。
おネギが長すぎて人参が小さく見えてしまうレベル。各々100円。
※ただし、ここは朝9時に近所のおばさま方が集結され人気。午前中に売り切れることが多い。
「農家さんから直接購入」vs「近所のスーパー」と総合比較
近所のスーパーと比較すると、下表の通りです。
農家さん直販 | 近所のスーパー | |
小松菜 | 50円~100円 | 140~190円 |
ズッキーニ | 50円 | 100円 |
ブロッコリー | 80円 | 150~190円 |
じゃがいも | 100円 | 150円 |
玉ねぎ | 100円 | 110~198円 |
人参 | 100円 | 150~200円 |
ねぎ | 100円 | 133~166円 |
合計 | 580円~630円 | 933円~1,206円 |
※ネギは本数が異なるため、スーパーは3本換算
だいたい半額ぐらいですね。
個人的に食材に関しては、値段よりも質を重視。ただ、単に物流コスト・業者が1枚噛むことによる追加コストが除かれたことで安くなった食材は、「安かろう悪かろう」という類のものではないと考えます。特定の協同組合等を噛まずに農家さんに直接対価を支払えることもあり、積極的に購入。
労力に敬意を表しつつ
私も、農業にも携わっていた時期があります。
- トラクターの乗り方を覚えて、
- 耕うんして、
- 鍬で苗の両脇を掘り、
- レーキで苗を等脚台形にし、
- 黒いマルチシートを被せて
- 穴を開けて
- 種を植える
という作業をやっているので、この作物を作るのにどういった労力がかかっているのかが以前よりイメージできるようになりました。
農家さんの労力を実際に自分で体験しているので、農家さんとの話も弾みます。その方ならではの育て方のこだわりも直接伺えます。
やっぱり本当になにかを知ろうと思ったら、自分で実際に一通りやってみて初めて表裏が見えてきやすいとの考えから、まずはやってみようということで始めています。
質重視の食材なら「生活クラブ」の宅配も一案
「生活クラブ」という宅配サービスをやっているところがあります(こちらはどうやら元々共産党系?らしく、私は共産党員でもなく、政治信条が合うわけでもありませんが、勧誘等は全くないので利用中)。
ここは、質に相当こだわっていることがうかがえ、原材料・遺伝子組み換え如何・添加物の有無(というかここは添加物なしの食品ばかり)など細かく記載されています。
まとめ:農家さんから直接買うことが、双方にメリットありと思料
実際に農業に携わったことがあると、普通に野菜を買う際にも販売者に対して親近感を一方的に感じています。笑
いずれにしても、農家さんから直接購入することが、
- 国内農家さんに対する直接的な対価支払い(=「問屋の口銭」に類するものが生じない)にもなり、
- 消費者も適度な価格で新鮮な野菜が手に入る、
ので、双方にメリットを感じられる部分があるのではとも感じています。
なにより生産者さんの顔が見えやすいのも良いですね。
地域にもよるとは思いますが、こんな感じで野菜を買うこともできるということで、ご参考に供します。
Best wishes to everyone!
関連記事
適度な田舎は、FIRE後の移住先として一案になると思います。
セミリタイア後に移住する場合は、子女にも関係してきますね。そのご相談です。
「移住し続ける」という選択肢も出てきましたね。現代は本当に多様な選択肢が広がっています。