月4.4万円で全国の家に滞在できる「アドレス(ADDress)」
BSテレ東「モーニングプラス」で2020年当時、多拠点生活について特集されていました。当時の内容を、現時点の情報に更新して以下共有します。
働き方や生き方は以前より多様化しました。すると、ニーズも多様化しますよね。
その変化に事業性を見いだす企業が現れれば新たなサービスが生まれます。これが資本主義経済の1つの側面でもあります。
- アドレス(ADDress)という会社が、空き家をイノベーションし、会員に貸すスキーム
- ユーザーは20代~40代中心、8,000人
- 全国40か所の家に滞在でき、電気、ガス、水道代のほかに、Wi-Fi、個室の寝具、キッチン、料理器具、家具、洗濯機など、生活に必要なものが備えつけ。敷金・礼金・保証金も不要
- 借りて気が向いた時に使う
- 月4.4万円で住み替え自由
(※以前は4万円)
転々と生活拠点を変えるスタイルが、より利便性を伴って実現する可能性が広がりそうですね。FIREなど自由な生活と親和性が高そうです。
多拠点サービス開始に至る背景
「アドレス」の社長によれば、本サービス開始に至る背景は以下の通り。
- 現在空き家800万戸、2030年代には2,000万戸を超える見込み
- 地方の空き家と都心で暮らす人の融合で多拠点生活ニーズ広がると想定
- 「働き方も副業が当たり前、フリーランス増加傾向」という事実から、移動しながらの生活や働く人が増えると想定
「1つの場所に縛られたくない(=多拠点生活)」という人間古来の本能的とも言えるニーズは間違いなくあると思います。
私も単一の拠点で生活すると、経験上だいたい2年ぐらい経つと飽きたことが多いです(笑)
利用者の声
- 清里の拠点は無垢材を使い、自然を一望可能な立地
- 場所に縛られたくない、定住していると関係がクローズド、会社の人や友人に限られてしまう
- 豊かな自然環境に魅かれ、北杜市へ移住
豊かな自然環境は、結果的にお財布にも人間にも健康にも精神にも優しいと思いますね、私は。
清里は私も行ったことがありますが、高原エリアは夏でも涼しいんですよね。美味しい飲食店も多いです。
2拠点生活者、増加中
SUUMOによれば、2拠点生活者は以下通り伸びているとの由。
- 2011年: 9.7 万人
- 2018年:17.1 万人
そうですよね。職業によって移動の自由という制限から解き放たれれば、色々なところに生きたくなるのは人間、もとい動物の性とも言えるでしょう。
最後に
社会や働き方が過渡期ならば、こういった需要・サービスが生まれる環境も整うのでしょう。
- 移動の自由
- 働く場所の自由
- 生き方の自由
求める人々が増えれば、「アドレス」のように、自由な生活様式の人々に向けたサービスも整うのはありがたいことです。
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小屋族も、現代に特徴的なライフスタイルの1つかもしれません。
これほんとそうなんですよね。今も思います。
極端な例ながら、以下事例は経済的自由への近道にもなりますね。結局は当人次第、価値観次第です。