経済的自由を達成すれば、会社をいつでも潜在的に辞められる。その意義とは。
「企業は、社会の公器」とも言われますね。
その器に関して、以下の事項は自身で主体的に決めた方が、長期的な自身の人生戦略に沿いやすいですし、人生の満足度も上がります。
- その器に自分を盛るのか否か、
- どの器に自分を盛るのか、
- その器で何を成すのか、
これらは、強い意志・信念があれば、どのような外部環境であっても主体的に自身で決めることは可能です。
しかし多くの人にとって、それはやや理想論であり、現実的に難しい場合が多いですよね。なぜなら、給与という形で少なくとも一種の経済的・精神的な制約があるからです。
この制約を外すには、「経済的自由」が方策の1つになってきます。経済的自由の潜在的な意義は、人生の選択肢を増やし、上述したような「制約」を1つ1つ外せることでもあります。
だからこそ、私は経済的自由をまず目指しました。達成すれば、移動・時間の自由も概して付いてきます。
日々の意思決定を自身で行うためです。
愚痴は、貴方や世界をなにも良い方向に変えない
会社で働いていると「前例踏襲的ゆえに本質的な意義が見いだせないルール」や「理解しがたい不文律」もあると思います。
「そんなとこ気を付けても、外国顧客は全く気にしてへんのに…😂」というところに細心の注意を払う必要が、私もありました。
しかし愚痴っていても世界は変わりませんし、何も始まりません。
貴方にできることは、環境を変えるか自分を変えるかしかありません。
そこで解になり得るのが経済的自由の達成です。方法の1つは、以下に詳述しています。
- 本業の収入アップ/副収入の構築
- 支出の最適化
- 資産運用
要は上記3要素を徹底的に実践することで、配当金という収入を着実に増大させていくことが経済的自由を達成する大きな柱になり得ます。
私がセミリタイア・FIREに至ったのは、先述した3要素を愚直に徹底的に実践したからです。一発逆転を狙うよりも、これらを愚直に積み重ねることが、結果的に近道でした。
その消費、本当に必要か
もし貴方が「会社に依存したくない」、「会社をいつでも辞められる選択肢を持ちたい」と思っているなら、消費に対して突き詰めて考えていく必要もあるでしょう。
東京では、仮に自身が行きたくないお付き合い飲み会に同行すると、夜7時~0時まで時間拘束がある挙句、財布からは概して7000円以上がなくなります。
もちろん、どんな飲み会からも学べることがあります。それ自体を否定しません。ただし、時間が有限である以上、なにかを得るにはなにかを捨てる必要があるのです。
金銭的な影響は、年間換算してインパクトを自身に知らせよう
これを月2回として年間で24回行ったとしましょう。120時間と168,000円が費やされます。
年間で168,000円得ようとすると、これは配当金で換算すると簡単なことではありません。税引後配当利回り3%の株式を560万円分1年間保有して初めて手に入る額です。
120時間。本業の時給が2000円ならば24万円に相当し、上述した約16万円と合わせて40万円変わってきます。
ゆめゆめ日々の行動の影響の大きさを侮ることなかれ
仮に1年間ではなく、10年間このお付き合いを続けるとどうでしょう。
その「望まぬ使い方」と「資産運用に回すか」で比較すると、複利効果を除いた単利として少なめに見積もっても800万円と年間24万円の配当を得られるか否かの分水嶺になるということです。
飲み会1つとっても、積もり積もればこれだけの差異が生じます。これらは時間的価値を考慮しておらず、単に金銭的価値のみに焦点を当てても、これだけの影響が生じます。
1つ1つの行動が経済的自由への道を形作っていく
これは飲み会に限ったことではなく、他のすべての行動について同じことが言えます。
日々の練習で成果を出せない人が、試合でいきなり成果を出せるでしょうか。
日頃から支出管理を徹底できない人が、自分を律した資産運用や副収入の構築ができるでしょうか。子女にその意義を説くことが出来るでしょうか。
金銭の使い方は、結局は
- 当人の価値観・生き方・賢明さ
これらがすべて、反映されるものです。
もし本気で経済的に自立したいなら、本気で会社に依存したくないなら、1つ1つの行動について真剣に考えてもよいのではないでしょうか。もっと真剣に自分と向き合ってもよいと思います。
そして価値観が明確化されれば、後は自分で定めた針路に従って突き進むだけです。方向性さえ決まれば後は淡々と行動に落とし込むだけですから、楽ちんです。
日々の仕事や労働は愚痴りたくなることもあると思います。しかしそのストレスをお酒で発散するのはあまり望ましいとは言い難いでしょう。結局それは対症療法でしかなく、根本的な対策にはなり得ません。
それよりも、その負のパワーを経済的自由達成のために注いだ方が遥かに建設的ですよね。そういう人が増えれば増えるほど、社会全体が寛容になっていくかもしれません。
日本には世界第二位の金融資産が預貯金に多く眠っているわけですが、適切に運用できれば、国富は増えることになります。
会社のことで愚痴っている暇があるなら、勉強しましょう。
同僚に嫉妬している暇があるなら、努力して切磋琢磨しましょう。
言語が堪能な人の足を引っ張るのではなく、自分も語学の勉強をしましょう。
負のパワーは正の方向へ導きましょう。
このような心構えは、経済的自由にかぎらず、日々の生活すべてに応用できることだと、私は思います。
明日のよりよい1日のために、日々、勉強してまいりましょう。
Best wishes to everyone!
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今では配当金収入という不労所得が月平均25万円を超えました。人生の選択肢は明らかに増えます。愚直に行動を積み重ねていったからです。
コメント
こんにちは。
いつも楽しみに拝見させていただいております。
>貴方にできることは、環境を変えるか自分を変えるかしかありません。
私も全く同じ考えです。
「周りの人々を変える」という選択肢も有りますが、
労力と難易度は他の2つの選択肢より圧倒的に大きくなりますよね。
さて、いよいよ米国の中間選挙目前となり、
絶好の買い場が巡ってくるかもしれません。
ハイテク株が売られて高配当銘柄に資金が流れてきていますが、
IBMやABBVなどお得な価格になっている銘柄も多いので、買い増しを狙っていきたいです。