配当収入(2024年8月)
2024年も8月を終えましたね。
まだまだ残暑が厳しいですが、9月は株式相場が軟調に推移しやすい季節性(過去の傾向)がありますので、冷えに注意ですね。
もっとも、足もと米経済は住宅市場や新車販売は堅調ですし、ハイイールドスプレッドも過去の景気後退の前兆となる水準(9%)よりも低い4%程度ですし、労働市場は過剰反応するほど弱含んではいない数字ですけども。
受取配当金額
37,428円(税引き後)でした。
銘柄 | 受取配当金 |
---|---|
ABBV(アッヴィ) | 32,700 |
GX米国優先証券ETF | 3,293 |
バリューHR | 1,436 |
合計 | 37,428 |
8月は配当を受け取る銘柄が少ない月です。
ただ、2・5・8・11月に配当がある「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)」を2年ぶりに新NISAで買い戻したので、売却しなければ同銘柄から各月4万円弱の配当を受け取ることになりそうです。
これでアッヴィ(ABBV)との2銘柄のみで、各月7万円の配当を得られる算段。
GX優先証券ETF(2866)を買い増したい
GX優先証券ETF(2866)をよきタイミングで買い増したいなぁと思います。
というのも、この優先証券は債券に似た性質があるため、FRBの利下げが見込まれる今からは価格上昇が見込みやすいと思います。現に足もと上昇気味で、あとは為替の円高リスクはありますが、以前と比べれば円安が修正気味なので許容できる範囲かなと思います。
配当6%近くですが金融危機には弱い傾向です。FRBの利上げ局面(=金利上昇局面、債券価格の下落局面、円安開始局面)である2023年5月に購入しました。
GX優先証券ETF(2866)は、PFFを買うよりも外国税額控除が自動適用されるのでよいです。PFFの性質は以下にまとめています。
配当金の性質
拙著『本気でFIRE~』や『#シンFIRE論』でも詳述したように、配当金は理論的には投資元本(株主資本)の払い戻しに過ぎないわけですが、使途に自由度がある配当金はやはりいいですね。
配当は値上がり益ほど多額ではありませんが、それでも「計算できる収入」という意味で額以上に大きな存在感と安定感をもたらすと思います。
年間配当金
- 2016-2020年:配当積み上げ
- 2021年:増配株主体に
- 2022年:利益確定、ゴールド、空売りなど
- 2023年~:日本株中心
現在のポートフォリオは、6・12月に配当金が集中します。
昨夏から日本株に大きく資金を入れたので、今年はおよそ300万円(税引き後)で着地しそうです。
累計受取配当金
受取配当金(税引後)は累計 1,560万円 になりました。
配当金の魅力
おなじみのものを、以下再掲します。
- 資産額より変動が少ない(=心地よく続けやすい)
- 株式を買うほど積み上げられる(=高いモチベーションを保てる)
- 経済的自由度(配当金÷生活費)が何%かわかる(=経済的自由に近づいている実感を持てる)
- 株価が下がっても配当は株価ほど下がりにくい(=暴落を耐えやすい)
拙著『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』に体系的に詳述
配当金を積み上げる道筋
株式投資による資産形成の要諦は、以下に集約されると思います。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) May 24, 2017
つまり、
- 給与から株を買う
↓ - 配当金が増える
↓ - 増えた配当金と給与で株を買う…
この繰り返しで、FIRE達成まで配当金を増やし、自由度の高い人生を得るに至りました。
① 投資元本を確保する
収入を増やし、支出を減らす
② 配当金というキャッシュフローを得る
株式を買う、配当を再投資
金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) August 23, 2019
「現行の近代資本主義の継続」等が前提にはなりますが、給与以外の収入を得て人生の自由度を上げたい方などにとって、配当金の積み上げは有効な一手になるかと思います。
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配当積み上げに関する回答の一例です。
グラフ化することで、モチベーションが保たれやすい一面があります。