【高配当ETF】PFFへ投資して、実際に感じる4つの特徴・注意点

【PFF】iシェアーズ米国優先株式ETFは、三菱サラリーマンが2016年から3年以上にわたり投資している毎月分配型の高配当株ETFです。

多い時には700万円ほど投じ、月に3万円ほどPFFから配当を得ている時期もありましたが、400万円弱ほどの保有額を経て現在はさらに減っています。

PFFは毎月配当かつ5%を超える高配当も相まって、大きくポジションを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、実際にPFFへ投資して感じる特徴・注意点・結論を4つ、以下述べます。

【PFF】iシェアーズ米国優先株式ETFへ投資して感じる4つの特徴・注意点・結論

PFFの特徴たち
  1. 高配当で毎月分配、一方再投資効率は四半期配当と同じ
  2. リーマンショックでは、しっかり半値以下に暴落
  3. 弱気相場では信用収縮なければ意外に底堅く、一定の下方硬直性あり
  4. 高配当なるも、増配・株価上昇見込めず

結論としては、PFFを保有して毎月のキャッシュフローを増やしたい方であっても、PFFはせいぜい上限10%として十分と個人的には思います。

PFFの特徴①:高配当で毎月分配、一方再投資効率は四半期配当と同じ

高配当で毎月分配というのは耳障りも良く、毎月キャッシュフローが発生するのは心地よいものです。

一方、毎月配当自体は、再投資における効率という観点からは四半期配当と差異はなく、その点は留意しておかれても良いかと思います。

ただし、キャッシュフローを重視する人には一定の意義があるETFではあります。

PFFの特徴②:リーマンショックでは、株価はしっかり半値以下に暴落

PFF 設定来株価推移

リーマンショック前後の株価

高値:50.38ドル(2007/4/10)

安値:15.05ドル(2009/3/6)

2007年4月10日に付けた50.38ドルから、2009年3月6日には15.05ドルと70%の大暴落を演じています。(ただし、設定直後にリーマンショックとなったため、やや割り引く必要ありそうです。)

債券に似た性質があると言われる優先株式ですが、金融危機の際は株式と同様に暴落する一例となりました。

PFFの特徴③:弱気相場では信用収縮に至らなければ意外に底堅く、一定の下方硬直性あり

リーマンショックでしっかり暴落した過去があるため、弱気相場でも弱いイメージだったPFF。

しかし、保有していて感じるのは、金融危機でない限りは、PFFは意外に底堅いという性質です。

水色:S&P500 青色:PFF(配当含まず)

上図の通り、2018年・2019年の下押し局面(赤枠で囲った部分)で示した通り、S&P500が10%~20%の値幅分下落する中、PFFの下げ方は限定的です。

ゆえに、金融危機・クレジットリスクが懸念されていない弱気相場に限っては、PFFを保有している方は、PFFから値下がりの激しい高配当株式に乗り換えて、配当を増やすのも一案です。

コロナショックでの特徴的な動き:信用収縮の有無で左右

コロナショックで、地味に着目したのはPFF(iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF)の動きです。

リーマンショックに暴落したことから、「下落に弱い」との評もあるPFFですが、「下落に対してなんでもかんでも弱いということではなく、信用収縮を伴った下落でなければ、案外下げ幅は限定的な傾向」というのが個人的な見立てです。(ただし、サンプルは今回含めて4回と限定的なため、確度は一定程度であることに注意)

2月末~3月初旬における下落局面開始直後は以下通りVOOやVYMより限定的。


2月末時点では、ハイイールド債が売られるなどややパニック的な事象は見られ、国債とのスプレッドは拡大傾向も、実体経済における信用収縮は当時顕在化していない印象でした。

しかし3月中旬あたりからCP(コマーシャルペーパー)や社債市場など流動性低下・資金調達環境の悪化が見られ始め、同時にFRBも金融緩和というよりも流動性の下支えを目的とした流動性供給に踏み切った前後でPFFは急落し始めました。

このような背景もあるのではないかと見ています。あくまで個人的な推論なので、合っている保証はありません。ですから、このような側面が1つありそうだ、ということです。

PFFの特徴④:高配当なるも、増配・株価上昇見込めず

下図はPFFの「株価」と「配当」の推移です。

PFF 株価推移

PFF 配当推移

ご覧の通り、株価は横ばいで直近やや軟調、配当も漸減傾向です。

高配当ゆえに株価横ばいでもリターンは配当分プラスですが、株価と配当の大きな上昇はおそらく見込めないと感じさせる推移ではあります。

PFFへ投資して感じる4つの特徴を踏まえた結論:ポートフォリオの10%以下で十分

PFF4つの特徴
  1. 高配当で毎月分配、一方再投資効率は四半期配当と同じ
  2. リーマンショックでは、しっかり半値以下に暴落
  3. 弱気相場では信用収縮なければ意外に底堅く、一定の下方硬直性あり
  4. 高配当なるも、増配・株価上昇見込めず

ゆえに結論としては、PFFを保有して毎月のキャッシュフローを増やしたい方であっても、ポートフォリオのうち、せいぜい上限10%として十分と思います。

ただし、弱気相場で信用収縮を伴わない局面での下方硬直性を見込んで、株式とのリバランス目的に保有する策も考えられますが、これはかなり玄人向けと言えそうです。

値動き自体は平時に良くも悪くも限定的なので、心理面を考慮して、一部組み込むのは一案と思います。ただ、平時では値動き少なく高配当ゆえ”負けにくい”とも言える一方で、大きな勝ちも望めないというところ。

いずれにしても大きくPFFに偏りすぎるのはやはり不味というかそこまで偏重させる特段の必要性はなさそう、ということころでしょうか。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

SPYDという「PFFと配当利回りがそこまで大きく変わらない高配当株式ETF」があります。

【SPYD】配当3.4%~9%の米国高配当株ETF、配当愛好家に魅力
代表的な米国高配当株ETFの中でも、現時点では高い配当利回りである「SPYD」を紹介します。 「配当金の近い将来における増大」...

ETFという分散された株式の集合体ではなく、個別銘柄にはなりますが、ARCCという高配当銘柄もあります。同じく金融危機に弱い性質ながら、配当利回りは高い銘柄です。

【ARCC銘柄分析】エイリス・キャピタルを市場暴落時に仕込みたい【高配当米国株】
【ARCC】エイリス・キャピタルとは 満を持してと言ってはなんですが、禁断の高配当株であり、市場低迷期に仕込みたい銘柄でもある、エイリス・...

高配当株ETFに投資する際に留意しておいた方が良いと思しきリスクについて詳述したものです。

米国高配当株ETFの投資にあたり、ETFのリスクとは
米国高配当株ETFの投資にあたり、以下リスクに関するご質問を頂きましたので、下段に回答申し上げます。 暴落・減配リ...
Twitter
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

SNSでシェアする

フォローする

公開日:2019年10月10日