0歳児からの資産運用、インデックス投資か高配当株投資か

0歳児からの資産運用、インデックス投資か高配当株投資か

資産運用は、自分のためだけのものとは限らないですね。

家族のため、子供のため、金融教育のため。投資という手段を通じて見えるもの、得られることは見方次第で際限なくあるとさえ言えます。

「子どものための資産運用」ということで、以下ご質問です。

ご質問

題名: 投資戦略について

メッセージ本文:
いつもとてもためになる記事をありがとうございます。
来月子どもが産まれる予定で、その子のためにジュニアNISAを産まれたと同時に開設しようと企んでおります。

私個人的には配当金の威力を子どもにも理解してもらえるように高配当ETF、例えばSPYDやHDVに産まれたと同時に投資しようと考えております。

しかし0歳児から投資をできるのであれば、ETFの銘柄としてはVOOやVTが妥当でしょうか?

投資について勉強しているとVOOやVTなどの分散投資がシンプルであり資産形成の上では一番効率が良いとは思っております。

ただキャッシュフローを高めて日々の生活を楽にしたいという欲望が強くどうしても私自身の興味は高配当ETFに興味がむかいます
しかし最近ではすっかり世界的な株価の過熱感を感じており、あまり高配当ETFへ入金しようと思えませんけれども…

現時点では昨年3月のような大暴落が来るまで現状持っている銘柄のみホールドを続け、現状はひたすらキャッシュポジションを高めるため副業や節約に勤しみ、暴落が来たら買い向かおう。そんなスタンスで投資と向き合っております。

0歳児から投資できるのであればある程度タイミングを見計らう必要がある高配当ETFではなく、コツコツ積み立てができるVTなどの銘柄がベターでしょうか?

ご意見を聞かせていただけますと幸いです。

インデックスと高配当。両者それ自体に優劣はありませんが、特にこだわりがないようでしたら、VOOやVTで十分だと思います。

ちなみにインデックスと高配当についてよく聞かれますが、以下再掲しておきます。

「インデックス投資」と「高配当投資」

高配当にかぎらずあらゆる投資対象にもいえることですが、過去の特定期間における投資対象の傾向は論じることができても、将来は不明であるため、一括りに両者どちらか自体が優れているという結論は下せません。

仮に将来にわたってどちらかが優れていると言い切っている場合、ポジショントーク(客観性を欠いた主観的判断)等の可能性が考えられます。

さて話を戻しまして、冒頭で述べた「こだわり」とは、たとえば以下です。

  1. キャッシュフローを高めて日々の生活を楽にしたい
  2. 近い将来に配当を増やして人生の意思決定(FIREなど)をしたい、
  3. 配当を多く得て気前よく消費にまわしたい、資産形成の実感・モチベーションを得たい
  4. 子女への金融教育を兼ねたい
  5. 裁量性が欲しい、自分の色を出したい

ご質問者さま自体はということですね。そして、お子さまへの目線でも、おありですね。

今回は特に④(以下部分)が重要なポイントだと思います。

私個人的には配当金の威力を子どもにも理解してもらえるように高配当ETF、例えばSPYDやHDVに産まれたと同時に投資しようと考えております。

(ご質問文より)

お子さまへの金融教育、つまり

  • 「投資やお金に興味を持ってもらうきっかけづくり」や、
  • 「家族間の新たな話題・視点のひとつとしても投資を位置づける」

という場合は、複数の対象(たとえば、【VOO】と【VYM】)に投資することで、配当金額や値動きが異なる両者を比較するきっかけにもなりやすいと思います。

よって、たとえばインデックス系のETF(例:VOO)と高配当ETF(例:VYM)への投資もひとつですね。

時期によってリターンの好不調が異なるのが投資です。両方へ投資することで、そういった違いや気づきのきっかけにもなりやすいと思います。

ひとりで投資するのと、家族で投資するのとでは、投資の位置づけや重視する点も大きく異なってくると思います。

今回のような場合では、重要な点として「お子さんが投資を通じてなにを感じて、なにを学び、どのような視点を備えるのか」という点でしょうか。あくまで投資が手段という位置づけですね。

トータルリターンはよいに越したことはありませんが、その数字よりも投資を通じて「人としてどういった観点・着眼点・自分なりの哲学を備えるのか」のほうが圧倒的に重要だと思います。

そういう意味では、長期リターンは少し落ちるであろうものの株式とは異なる性質を持つ「債券ETF(例:AGG)」へ少し投資するのも選択肢にはなってきます。要は、なにに重きを置くのか、ということですね。

効率性・観点・教育・金融観・人生観など、投資を通じて得られることは人によって千差万別です。どれに重きを置くのかも人によって異なるでしょう。同じ対象でも10の気づきを見いだせる人と8の気づきを見いだせる人、これも千差万別です。

投資を通じてお子さんに親が教えてあげられることは、観点次第で多方面に広がっていると思います。これは投資にかぎらずあらゆる事象に言えますね。一方、その習熟度合いは「本人がその対象に興味を持つか」が決定的に重要な点ではないでしょうか。

その素地づくりとして、どのような投資対象へ投資するのか、という視点で選ぶこともひとつだと思います(もっとも、子どもは思った通りに育つものではありませんが)

よかったら参考にしてみてください。

Best wishes to everyone.

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