40歳サラリーマン、管理職試験を受けるべきか、そして投資戦略をどうすべきか

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管理職昇進試験を受けるべきか、そして今後の投資戦略アドバイス

ご質問

初めまして。いつもブログを楽しく拝見させていただいております。

当方、都内在住のサラリーマンです。

40歳で年収800万、妻も同じ会社に勤めており、年収600万ほどあります。子供は2人で、上の子がこの春、小学生になります。

資産は1、2年前に3,400万円くらいまで行ったのですが、仮想通貨に夢を見てしまったのと、中国株の騰訊の割合が大きく、昨今の下げを受け、現在は丁度3,000万円くらいです。

題名にあります通り、社内で管理職を目指すか悩んでおります。

管理職になるには、論文や面接の試験がありまして、自分の意思で申し込みをしなければ、道は開けません。

今の仕事は嫌いではないのですが、人付き合いは淡白な方です。

管理職が、毎月同じようなメンバーで飲み会を開き、部長が必ず2次会まで行きたいタイプなので、終電近くまで付き合っている姿を見て、うんざりしております。

給料が上がった分、時間を会社に捧げているのかなと。

ならば、もう答えは出ていると言われるとそれまでなのですが、管理職になれば、年収1,000万にはなりますので、投資に回せる額が増えるのも確かです。将来の退職金にも差は出てくるかと思います。

貴ブログのファンの皆様と同様、金融資産を積み上げ、経済的自由を手に入れるのが夢なのですが、三菱サラリーマン様なら、どのようにお考えになるでしょうか。

また、当方の年齢、資産額、家族構成を踏まえた今後の投資戦略についても、アドバイスいただけると幸いです。

よろしくお願いします。

ご質問ありがとうございます。以下3点がポイントと理解しました。

1.管理職試験を受けるかべきか否か。

2.夢は経済的自由の達成。

3.年齢・資産額・家族構成を踏まえた今後の投資戦略。

確かに管理職になると年収も職場での付き合い方も変わってくると思います。私も今、中間管理職のような立場で、どのように他人に動いてもらうかも考える必要があります。

管理職試験を受けるべきか否か

管理職試験を受けるべきか否かについては、「年収や職場での付き合い方の変化という観点」よりも、「のちのち自分が後悔するかどうか」という観点で決めるのは如何でしょうか。

もし眼前の管理職昇進への可能性を捨て、「同期が軒並みもし管理職になっていたら」、あるいは「年下の社員が上司になった時のこと」を想像してみましょう。

それに対して「何ら負の感情を抱かない」、あるいは「すんなりと受け入れることができる」、そして「のちのち後悔もしない」ことが自身の性格上予想されるのであれば、受けないのも一案です。

ただ、平社員には平社員にしか見えない景色が、派遣社員には派遣社員にしか見えない景色があり、管理職にも管理職にしか見えない景色があるはずです。

確かに今までの管理職は毎月同じメンバーで集まり、二次会まで、というようにうんざり要素は潜在的にあると見受けられます。

ご記載の管理職試験がどの程度準備や対策が必要なのかにもよりますが、私ならとりあえず論文や面接の試験を申し込んでみると思います。

落ちたら落ちたで良し、受かれば受かったでとりあえず管理職というものを経験してみるでしょう。収入アップはあくまで副次効果としてとらえても良いかと思います。

そのうんざり飲み会もとりあえず実際に参加してみて、その結果うんざり要素満載であれば、次から適宜理由をつけて参加頻度をどんどん落としていけば良いです。

前任者が代々やってたことをやめるのは勇気がいるかもしれませんが、必ずしも前例に倣う必要はありません。

ただ、ここまで強く出るには、リスクヘッジとしてある程度の経済的な後ろ盾があった方が良いのは確かです。

>>関連記事:「会社をいつでも辞められる」状態に持っていく大いなる意義

会社に経済的に依存してると、強く出るには尚更勇気がいるかと推察します。

その意味では貯蓄がほとんどないより、3,000万円あるというだけでも心強いですね。

管理職を目指すか否か

年収や人間関係より、「自分がのちに後悔するか否か」という観点で決断する

以上が「三菱サラリーマンなら」という視点での管理職昇進試験への考え方です。

ポイントは後悔するかしないか、という観点です。人生は一度しかありません。



年齢・資産額・家族構成を踏まえた上での今後の投資戦略

次は、年齢、資産額、家族構成を踏まえた上での今後の投資戦略についてです。

お子さん2人でこれから教育費がかかってくる頃合いかと思いますが、お二人で1400万円という年収はアドバンテージです。

二馬力なので手取りにすると1000万円強というところでしょうか。

お子さん2人なので年間支出を500万円程度と見積もっても、この場合、年間500万円を投資に回せます。

10年間で5000万円になります。退職金を含めずとも現在の資産と合わせて8000万円。その頃50歳ですね。よって、保守的に考えるなら、50歳まで働くことを一定の目途とします。

年金支給開始年齢を65歳として、それまでの15年間を8000万の資産と、うち例えば半分を高配当株ETFやREITで運用(時間軸を分散して積立)し、税引き後分配利回りを2.8%としても年間112万円のインカムを得られます。

>>関連記事:【SPYD】配当利回り4%超えのS&P500高配当株ETF

>>関連記事:【VYM】米国高配当株ETFで資産形成のススメ

8000万の資産とこのインカムもあればまず大丈夫でしょう。退職金を計算に入れてないので、退職金次第では40台のうちに8000万の資産に到達するのも十分可能です。

尚、ご参考までに65歳からの年金額を概算で算出してみましょう。

夫婦共に23歳から50歳まで働き、50歳退職時点でご夫婦各々年収800万円、年収600万円とした場合、期待できる年金は夫婦合わせて月額26.7万円が期待できます。

内訳は以下の通り。(出所:SMBC / 参考値)

夫:老齢厚生年金7.6万円+老齢基礎年金6.4万円

妻:老齢厚生年金6.3万円+老齢基礎年金6.4万円

この26.7万円に加え、月額約10万円の配当金で問題なく生活を送れるのではないでしょうか。

今後の投資戦略については、以上となります。

家族がいる以上は自分だけの人生ではないので、ある程度余裕を持って人生計画・資金計画を立てる必要がありますよね。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2019年2月7日