S&P500やオルカンを買って取り崩すか、高配当株で配当を得るか
以下どちらがよいか、というご質問をいただきました。
- S&P500やオルカンなどのインデックスファンドを取り崩す
- 高配当株ETFを買って配当を得る
目的や年齢によっても変わってきますが、一般的な概論として以下記します。
配当か、取り崩しか
4%ルールのようにインデックスファンドを定率で取り崩す方法は、過去の傾向からいえば合理的な一案かと思います。これまでは「S&P500一強」と言ってよいほどトータルリターンが優れてきたからです。
取り崩しか配当かは好みによるので、心地よいほうを選ばれると良いかと思います。細かい?ことを言えば、インデックスファンドを取り崩したほうが税負担を将来に先送りできるので理論上は効率がよいです。
ただ、「取り崩しは、株価低迷時に取り崩すと精神的な負担になるので、配当のほうが好き」という意見もよく目にしますね。
私も将来のための効率性よりも近い将来(=若い時期)にお金を心地よく使いたい気持ちがあり、配当で生活費をまかなう形にしてきました(ただし繰り返しながら取り崩しか配当かは、好みです)。
最近でいえばSBI証券で「全世界高配当株ファンド」が予想配当利回り4%程度で新登場するなど、以前より簡便に高配当株投資ができるようになっているとは思います。
ほか、高配当株に簡便に投資できる投資信託として以下があります。
- SBI欧州高配当株ファンド(配当利回り約5%)
- SBI日本高配当株ファンド(目論見書に記載はないが4%程度)
- 楽天SCHDシュワブ米国配当株式ETF(元指数のSCHDから判断するかぎり約4%)
高配当の個別株は、以下理由から初心者のかたには積極的におすすめすることは控えています。
- 銘柄選別が必要で、投資が趣味化している人向き
- 分散されているほうが無難ではある
したがって、高配当株であれば上段に挙げたような投資信託やETFが一案かと思います。
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