「令和のブラックマンデー」における資産減少額と感想文
弊ブログのアクセス数は基本的に一定の範囲内に収まる安定した推移を示しています。
しかし時折かなり増えることがあります。一例は株価が暴落したときです。おそらく暴落局面で
- どのような投資行動をしているか
- どのような心境を吐露しているか
- 資産がいくら減ったか
といった面が気になるのかもしれません。
①・②についてはリアルタイムで記していましたが、③を本記事で記録しておきます。
4営業日で3,300万円減少
日本株は7月31日から8月5日まで一直線に下落しました。現在多くの資金を日本株に投じているため、資産額も同期間に急減しました。
- 8/5(1営業日):1,850万円減少
- 7/31~8/5(4営業日):3,300万円減少
3,300万円あれば関東郊外で新築戸建てを購入できます。つまりわずか4営業日で「家1軒買えるお金失っとるやん…」という儚く無常な所感を抱くことも可能です。
コロナショックとの比較
コロナショックでは資産が7,000万円ほどだったため、たしかその3割に相当する2,000万円ほどの減少幅でした。当時はそれはそれで
穂高 唯希
と唸るような喘ぎ声が漏れそうで漏らさずに気丈に買い増していましたが、今回はその1.6倍超の資産が一時的に減ったことになります。
今回は
穂高 唯希
といった塩梅で、よく兄弟げんかで冷蔵庫の前に追い詰められて殴る蹴るの暴行を受け「まだ痛くないし」と強情に言い放っていた幼少期のようにやはり気を強く持つスタイル。
暴落は慣れてはいくが、減少幅は大きくなっていく
暴落は慣れる、とまことしやかに唱える人もいるかと思います。もちろんたしかにその面はあると思います。
ただ、資産が増えて株式の保有時価が増えるほど、下落局面で減る実額も大きくなります。
それはまさに「つみたて投資」で資産形成の最終局面で最も大きなリスクを負う(なぜなら、投資額が初期より後期のほうが大きくなるため)ことを想起させます。
したがって、先述した「コロナショックとの比較」で示したように、暴落局面では同じ下落率ならば前回よりも資産の減少幅は大きくなっていきます。
したがって、「暴落は経験するにつれて慣れてはいくけれども、資産の減少幅の大きさは更新されていく」といった面は指摘できるかと思います。
リーマンショックではFXでロスカットを食らい、以降の下落局面はすべて経験してきましたが、それでも毎回それまでとは異なる「いや~な感じ」はあります(笑)暴落というのは、毎回先行きが不透明ですからね。原因の所在が明確ならパニックになりませんし暴落しません。
したがって感情面でなんらかの影響が一定程度あることは否めないでしょう。
効率優先(フルポジ)か、メンタル優先(現金確保)か
じゃあどうするかと言えば、効率とメンタルのどちらを優先させるかということですよね。
- 効率優先なら、普段からフルポジ
- メンタル優先なら、現金を確保
株式市場が基本的に成長していくシナリオに賭けるならば、最低限の現金以外は普段からフルポジで株式を持っておくことで市場の成長を逃すことなく享受はできます。都合よく暴落直前に売り抜けて底値買いすることは至難なので、過去の統計的にはフルポジに一定の効率性がみられます。
一方で、フルポジでは暴落のときに買い増しできる余力が限られるうえにメンタルが削られやすい。そこで、メンタル優先ならば短期債(≒MMF)や現金などの安全資産を持っておくことで、「下がったら安い値段で買い増しできる」という要素に精神的な安寧を求めることができます。
どちらかが正解ではなく、人によってどちらがしっくり来るか異なるはずです。そうした視点で暴落を振り返り、次に生かすことも一案ですね。
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