東京海上、MS&AD が最高益を更新し、メガ増配
今回は政策保有株の売却益があり、経常的なものではないと思いますが、それにしても以下の増配率はすごいですね。
- 東京海上:123円→159円
- MS&AD:前期240円→270円、今期145円(株式分割1/3を考慮し、実質61.1%増配)
60%の増配なんて新興株でしかあまり見ない水準です。
大型株が好調な一方、中小型株は低調
上述2銘柄はポートフォリオの準主力級で保有しており、増配によって少し配当収入が増えそうです。
過去記事や「ゆかいな知性」出演時にも言及したと思いますが、損保は規模拡大でやればやるだけ利益を生みやすい業態だと理解しますので、比較的安心して持てる銘柄です。
ほか準主力級にSBIホールディングスも保有していますが、こちらも株価・配当ともに堅調な推移を見せており、買ってよかった銘柄のひとつです。
低迷するグロース250指数
とはいえ、私のポートフォリオは完全に明暗が分かれていますね。大型株が好調な一方で、中小型株が最近はパフォーマンスがよろしくありません。それもそのはずで、グロース250指数はかなり低調な推移を示しています。
昨秋あたりから私は「海外投資家が日本株を買う際、大型株を物色したのちは中小型株を物色してくる傾向がみられる」と言い続けてきまして、3月にかけては上図のように堅調さを見せました。しかしその後かなり反落しています。
日本の中小型株に熱視線、海外ファンド
そんな折、こういう記事が出てきました。
日本の中小型株「一世一代の投資機会」欧運用会社担当者(日経新聞)
スカイマークなんかは、決算書をじっくり読むとわかりますが、実質的には増益基調で1株配当29円なので、現在の株価では配当利回りが3.5%と高配当化しています。
現状、来期も増配を見込める状態なので、ファンダメンタルズ的にはかなり投資妙味があると思いますが売り込まれています。
もっとも、短期的には機関の空売りで需給は悪化しうるのでファンダメンタルズは中長期でしか機能しない事例が日本株にはよくあります。中小型株はそういった意味では忍耐の時期と言えるのではないかと考えています。
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