東京海上ホールディングス(8766)は配当利回り4%台へ
損保大手・東京海上ホールディングス(8766)を購入しました。
東京海上といえば私も就活でご縁のあった企業で、社員の方々はスマートな感じですね。友人も何人か所属しています。
就活セミナーでは就活生の思考力を問うような独自性の高い内容だったのを覚えています。
株価:高値から15%下落
カルテル疑惑、ビッグモーターの件に続き、カルテル疑惑がさらに連なり、日本の損保各社の株価は調整中です。

東京海上ホールディングス(8766)の株価
東京海上の株価は、6月高値3,400円程度から約15%反落し、8月3日には配当利回りが4%台に乗りました。
カルテル疑惑の影響はどの程度か
前にも記しましたが、カルテルが海外に飛び火しないかぎりは、国内で課される課徴金は財務を相当程度圧迫するほどの規模にはならないという考えのもと、基本的には下がれば拾う姿勢で臨みたいと思います。
共同保険を請け負える大手損保はおよそ東京海上、MS&AD、SOMPOの3社に限られ、たとえば企業が海外進出してプロジェクトを請け負うにしても保険は不可欠で、金融インフラに近い性質があるかと思います。
海運業界も物流インフラに近い性質を持ち、3社で寡占状態の日本郵船・商船三井・川崎汽船もかつて日米欧からカルテルで課徴金を課された歴史があります。
今回の損保は今のところ国内のみのカルテルであれば、影響が甚大となる可能性は低いのではという想定です。
リスクシナリオ
リスクシナリオとしては、
- カルテル疑惑が海外事業にも拡大し、日本だけでなく米欧の当局から巨額の課徴金が課される
- 重大かつ根幹にかかわるような企業統治の欠如が明らかになる(例:ビッグモーター)
などが挙げられると思います。
まとめ
株価は読めませんので、「上がればよし、下がれば少しずつ買う」という両にらみで対応したいと思います。