コロナショックでのメンタルを客観視し、次につなげる
コロナショックで自分が感じたこと・不安に思ったこと・採った行動など、しっかり書き出して記録に残しておくとよいと思います。自分の特性やメンタルを客観視するに有用な材料になり得ます。次なる調整局面で活きると共に、自身に適切な現金比率など事前の対策・打ち手が見えやすくなると思います。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) January 9, 2021
コロナショックで自分が感じたこと・不安に思ったこと・採った行動など、しっかり書き出して記録に残しておくとよいと思います。自分の特性やメンタルを客観視するに有用な材料になり得ます。次なる調整局面で活きると共に、自身に適切な現金比率など事前の対策・打ち手が見えやすくなると思います。
株式投資において、メンタルは重要
株式投資は、理論だけでなく、実践(メンタル)面での配慮も重要ですね。メンタルが試される最たる例は、暴落局面・調整局面です。
- 理論的にベストと思しきこと
- 理論を長期的に実践できるか
たとえば、「①」と「②」は別です。人間には感情があるからです。たとえば、不安による「ろうばい売り」は、長期投資の前提を崩し、理論を実践に落とし込めなくなります。理論は、長期的に継続できなければ理論のままで終わってしまいます。
長期でなにかに取り組むときに重要なのは、「外部環境に関わらず、自分にとって心地よい仕組み作り」が出来ているのか、ということがポイントの1つになり得ますね。
その心地よい仕組み作りのために、暴落局面での自分を客観視しておくことは有用と思います。
一例
では、上記ツイートに鑑みて、一例として私はどうだったでしょうか。記録として残しておきます。
- コロナショックで感じたこと
- コロナショックで採った行動
自分がコロナショックで感じたこと
一言でいうならば、以下と思います。
- 余勢を駆っていた
「米国株の買い増し候補がなくなってきました。」という記事ぐらいに熱気を感じていたようです。現金同等物(米ドル建てMMF)を積み上げてはいました。よって反転攻勢に。
ただし改善点を挙げれば「人生の局面を考えれば、さらに保守的な現金比率でも」という部分があります。そうならなかった原因は、「余勢を駆っていた」からだと思います。
大きな目標を達成したことで、よくもわるくもその勢いのまま自分を焚きつけていたのかもしれません。FIRE達成前のように、人生において「攻める時期」ならば攻めた現金比率でよいですが、攻めなくてよい時期であれば、リスク過多につながる可能性が生じます。
自分がコロナショックで採った行動
これは従前よりご案内の通りです。
- SPYD逆ピラミッディング、増配株・リートなどの購入
市場が暴落・調整している時というのは、先行きが不透明な時です。そのため、当然自分も先行きが読めない時期でもあります。
コロナショックの際は、「未知のウイルスが蔓延する」という異常事態であり、今後どうなるか不透明でした。
- もしかすると市場が瓦解するかもしれない
- リーマンショック時を超える影響が出るかもしれない
こういった一抹の不安を抱えながらも、買い向かうことになります。では、対策はどうなるでしょうか。
考えられる対策とは
暴落・調整局面で買い向かいやすくするためには、以下2点です。
- 事前にシミュレーションしておく
- 余裕資金を自分が思うよりも手厚くしておく
①は、実際に私も事前にやって、コロナショックで実践したことです。
②は、以下の要素で変わってくることに注意です。(また、現金比率を上げるということは、投資割合が下がるので、上昇局面での機会損失も生じやすくなります)
- 資産形成のステージ
- リスク許容度
- 資産形成には、「ガンガン攻める時期」も人によっては必要ですね。私の宮仕え時代は、まさにそうでした。現金比率は、ほぼありませんでした。そういった「機会損失したくない時期」には、高い現金比率はそぐわないことになります。
- リスク許容度も人によって異なります。「リスク資産は30%以下にしたい」という友人もいますし、「80%でも平気」という友人もいます。人によって様々です。
まとめ
以上のような形で
- 「自分が感じたこと・採った行動」を見える化して、
- 「次なる同様の局面でどういった行動を採りたいか」を考え、
- 対策を自分なりに立てる
ということは、やっておいて損なしと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
投資タイミングについては、以下をご参考に供します。
現金比率は、以下でも考察しています。