SPYD・HDV・VOO、各々に何%の資金を割くのか

「米国株ETFであるSPYDHDVVOOのいずれにどの程度の資金を割くのか」というご質問を頂きましたので以下回答申し上げます。

SPYD・HDV・VOOに、各々に何%の資金を割くのか

ご質問

初めて質問させていただきます。

いつも貴殿のブログを興味深く、そして非常に勉強させて頂きながら拝読しております。

私は29歳女性、会社員です。昨年末に貴殿のブログと出会い、年始より投資を始めました。

投資金の分配について悩んでおり、どうしても良い答えが見つからなかったのでご相談させて頂きます。

  • 毎月の投資金として10~15万円を充てていくこと
  • 主に米国株ETF(SPYD、HDV、VOO)の購入

は決めているのですが、どのETFにどの割合で資金を配置するかを決めかねています。

将来的に資産を増やしたい気持ちと、早く配当金生活を送りたい(サラリーマン生活の負担を軽くしたい)という両方の気持ちがあり、

  1. 若いうちにVOOに比重を増やして資産自体を増やすべきなのか、
  2. 高配当株HDV・SPYDの比重を増やし、少しでも早く多く配当金を得られるようにすべきなのか、

答えが出ません。

毎月の投資額も10~15万円と少なく歯痒いですが、この額をどの割合でどのETFに投資すべきか、貴殿のご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。

長くなりましたが、まだまだ寒い日が続きますが、どうかお体ご自愛ください。これからも貴殿のブログ更新を楽しみにしております!

大変恐縮です、ご質問ありがとうございます。

ポイントは以下と理解します。

  • 資産を増やしたいが、早く配当金生活も送りたい
  • SPYD・HDV・VOOのいずれにどの程度の比重なのか
  • 毎月投資額:10~15万円

たとえば、以下2案のいずれかを採る。そして自分を客観視。

回答としては、まず以下2案が考えられます。(現金や現金同等物を除くリスク資産全体を100とする)

  1. 50%:SPYD
    50%:VOO
  2. 50%:HDV
    50%:VOO

高配当株ETFとS&P500連動ETFのどちらも積み立ててみて、自分がどう感じるのか客観的に見てみる」ことが一案です。

これにより、自分の「好み」を探ってみるのはいかがでしょうか。

多分に好みが反映される投資方針

  • SPYD・HDV・VOOのいずれにどの程度の比重を置くべきか

これら候補なら一言でいえば、好みの範疇だと私は思います。好みとは、多分に「自身の価値観・ライフスタイル・投資目的」を内包します。

たとえば、このETFの中で私が同じ状況にあったとして選ぶ場合、高配当株ETFです。

  • 50%:SPYD、50%:HDV

万人にベストな投資手法を結論付けることは、未来を結論付けることに相当します。

しかし、将来を見通すことは出来ません。

ゆえに、最適解を見いだすことは難しいです。

ゆえに、結論付けることに意義を見いだすことは難しいです。

しかし、自分の好みに合った投資手法を見いだすことは可能です。

ただし、これを結論付けるには、市場が良い時も悪い時も、自分と対話すると、より明確と思います。

「逆風下でも大丈夫な仕組み」を念頭に

市場全体がひたすら落ちていく数字を眺めているのは、資金管理が適切になされていたり、慣れていないと、おそらく想像以上に精神的に来るものだろうと思います。

FXにおけるリーマンショック時の日本円の全面高で、レバレッジありゆえ証拠金の数字がみるみる減っていくのは、当時はしんどかったです(笑)そういった数多の要素・価値観を背景として、今の投資スタイルがあります。

つまり、「逆風下でも大丈夫な仕組み」を念頭に置いています。自分なりにたどり着いた自分に合った投資スタイルですと、どんな局面でも精神的に揺らぎません。

投資方針を立てる際には「(一般的には)好ましくないとされる事態(=下落局面)を念頭に、どうするか」というのは1つポイントです。

同様に、ご質問者さまには、ご質問者さまなりの、スタイルや考えがあると思います。人によって違っていて当然ですね。まずはそれを見つけてみると良いのではないかと思います。

それを見つけるには、「実際に複数のETFに投資してみて、自分が相場の局面ごとにどう感じるのかを自分で客観視する」ことです。(あるいは、積み立てていることを忘れるぐらいでちょうど良いです)

それで結果的にたとえ遠回りしたとしても、全く無駄ではないです。FXは資産的には遠回りながら、今では財産・経験であり、それがあったからこそ今があります。

下落局面は、自分を客観視するに極めて良い機会

今回のコロナショックのように下落・調整局面は非常に良い機会です。なぜなら、こういう下落局面で自分がどう感じるのかを客観視できるからです。

米国株に投資するということは、いわば、「過去良好なリターンを示してきた投資対象が、今後も悪くないリターンを継続的にあげることにBETする」ことを意味します。

その前提を掲げて投資するのであれば、「低迷局面というのは、購入する好機である」というのがその論理展開にはなります。

ただし、長期低迷の可能性もありますから、あくまで現金余力を保ちつつ買い進めた方が無難です。

まとめ

投資は他人と比較するものではなく、結局自分(・市場)との対話だと私は思います。どんな投資方針であっても、実践する上で継続できなければ、それは絵に描いた餅になってしまいます。

市場が良い時も悪い時も、淡々と向き合うことが肝要ですね。

淡々と向き合うためには、自分に合った投資スタイルを採る必要があります。

ですから、自分にとって心地よい仕組みを構築するのが何より大事だと私は思います。

その心地よい仕組みを構築する際に1つの有力なファクターとなり得るのが、配当金です。

配当金、そして高配当株や連続増配株が、その心地よい仕組みに大きな役割を果たします。

今は自分を探るに良い機会ですから、焦らずじっくり臨んでみると、良いのではないかと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:

コメント

  1. びーさん より:

    いつも楽しみに拝見しております。
    自分も米国株に投資しております。
    自分の場合、アーリーリタイアにそれほどこだわりはなかったので、値上がり狙いでVGTやVTIの比重を高めておりました。
    それが今ではコロナで散々な感じに…
    長期的には回復すると思っておりますが「すぐに確定できる利益が少ない状態」というのは思ったよりしんどいですね。
    三菱さん見習って配当での利益を少々増やそうと思います。