ETFではなく、個別株をメインにする理由
私も高配当株式をメインに投資をしています。
現在は1566、1677の債券系、米国高配当株式(VZ、T、SO)、米国好配当ETF、国内REITをメインとして配当金を追い求めています。 銘柄を見ての通り、米国株式についてはETFが主力です。質問ですが、高配当のETF(HDVなど)ではなく、個別株主体にされたのはなぜでしょうか?
まず投資をする目的は何なのか
投資をする目的は個々人によって様々であり、
- 「資産運用なんて資産を増やすためにやってるんだから、絶対的なトータルリターンを重視するのが第一義的でしょ?」という人もいれば、
- 「既にある程度の資産を築き上げているため、可能な限りインカムをもらいつつ減らしたくない、守りのポートフォリオで資産保全が目的」という人もいますし、
- 「長期投資ではなく、あくまで相場の波を捉えて機動的な売買をする」のが得意な人もいますし、
- 「単純にインカムゲインを増やすのが好き」な人もいれば、
- 「配当金は計算できる収入になりやすく、セミリタイア実行可能性の指標になり得るため、それを選好している」人、
など、多様です。
個別株とETF、それぞれ選好する理由は?
個別株とETFという軸で言えば、
- 単に面白いから個別株を選好している人もいれば、
- 市場平均を上回るために個別株をしている(=市場平均を上回らなければ何のために時間をかけて個別株をしているのかわからない)人もいれば、
- 投資にあまり時間をかけられないライフスタイルのため、ETFを選好している人、
など、これまた様々です。それは至極当然ですよね。
色々な人のライフスタイルがあって、色々な人の嗜好があり、投資哲学があるわけですから、どれが良くてどれが悪いわけでもなく、自分にあった投資方法を追求するのが一番です。
配当収入を最大化するには、個別株が適している
では私はどうなのかと言えば、最も端的に言うならば
「配当収入の最大化が好きだから、配当利回りの最大化を追求しやすい個別株を選好している」
という回答になろうかと思います。
例えば、私がETFの中で何か買うとしたら、まず間違いなく「VYM」でしょう。
VYMは広く高配当株に分散されていて、且つ信託報酬も安く、トータルリターンも申し分のない素晴らしいETFと言えます。ではそのVYMの配当利回りはいくつかと言えば、直近3.1%程度です。
正直、例月の株式買付の際に、VYMも当然買付銘柄の選択肢に入ってきます。ただ、結局いつも買わないのは、
- 「この80万円を仮に配当利回り5%の***株に投資すると、約3万円の不労所得増大」
- 「この80万円を仮にVYMに投資すると、約1.6万円の不労所得増大」
という言葉が頭の中で反芻され、結局私の指は①の銘柄をポチっているというのが常です。
「すまじきものは宮仕え」とは昔日よく言ったものですが、「せっかく1か月頑張って働いて得た虎の子とも言える資金を、できるだけ不労所得に直結させたい」というのが本音でもあります。
まとめ
ということで、投資をする目的は各人によって様々であり、またETFか個別株のどちらかを選好する動機や理由は、これまた当然ながら様々です。
そんな中、弊方はどうかと言えば、
「配当収入の最大化が好きだから、配当利回りの最大化を追求しやすい個別株を選好している」
というのが端的な回答になります。
やはり配当金はそれ自体は単に株主資本から払い出されるわけで、配当を吐き出す分株主資本が減るのでそれ自体が利得を生み出しているわけではありません。
しかし、最も手のかからない計算できる不労所得という意味で、セミリタイアの指標にもなりますし、都度利益確定を自動で行ってくれるようなものですから、長期投資をしていく上で何より精神衛生上も素晴らしい仕組みだと個人的には考えています。
そのような性格の配当金を最大化したいため、個別株を今のところは選好しているということです。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
似たような話題で、「インデックス投資」か「個別株投資か」ということでご質問を頂き、回答したのがこちらになります。
投資をするにあたって、投資信託の中にも過去良いパフォーマンスであった商品もありますが、配当収入の最大化という意味でも、私は選好していません。
高配当株には、連続増配年数が25年を超えるような銘柄もあります。今後も増配し続けるとは限りませんが、1つの帰納的な指標にはなり得ることは確かですね。