「インデックス投資」か「個別株投資」、どちらがおすすめしやすいか

インデックス投資か個別株投資、どちらがおすすめしやすいか

以下ご質問に回答いたします。

  • インデックス投資と、個別銘柄による配当金収入を目的とした投資、どちらがおすすめしやすいか

ご質問

いつもサイト拝見しております。

現在、ウェルスナビ(月6万円)、SBIでのインデックス投資(月6万円)実施中なのですが、個別銘柄による配当金収入を目的とした投資をするべきか考えております

現在の積立2本の額を増やすべきか、個別銘柄を購入するべきかご意見を頂きたく。

お忙しい中恐れ入りますがご教示頂けますと幸いです。

ご質問、ありがとうございます。

投資が趣味化していない限り、個別株よりインデックスで良いと思います。(なお、配当金を得たい場合は、個別株よりETFがおすすめしやすいです)

インデックス投資は理論的には最適解の1つと言える投資手法です。初学者の方にもおすすめしやすい手法の1つですね。一方で、「配当の積み上げ」もおすすめできる手法の1つです。

この辺は個人の目的や好みによって分かれてきます。結局は、投資で何を目的にして、何を達成したいのか、が重要になってきます

個別株投資・インデックス投資の特徴

まず、個別株投資とインデックス投資の特徴は以下の通りです。

個別株投資の特徴
  1. 投資が趣味の人向け
  2. 決算チェックや銘柄分析・選別に時間を割く必要あり
  3. 当たればリターン大、外れればリスク大
  4. インデックス投資より配当収入を多く得やすい
  5. 投資効率は、インデックスに劣後することもある

インデックス投資の特徴
  1. 初心者の方でも取り組みやすい(知識・経験が特段なくとも、長期・つみたて・分散が比較的容易)
  2. 個別銘柄の決算チェック・分析が不要で、時間をかけなくて良い
  3. ボラティリティは個別株より小さい傾向
  4. 配当金は、個別株と比べると少ない傾向
  5. 投資効率は、個別株より良くなることもある

インデックス投資:時間かける必要なく、リターンを得やすい

個別株投資は、いわば以下の人向けの投資手法です。

  1. 投資が趣味化している
  2. 銘柄選別や銘柄を保有していること自体をたのしみたい人

個別株投資は、銘柄分析が多少なりとも必要ですし、決算時には業績チェックもした方がよいです。その一方で、リターンはインデックスに劣後することもあります。

たとえば、日本最大の機関投資家でもあるGPIF(年金積立独立行政法人)は、過去17年間、アクティブ型がインデックスを上回ったのは国内株で8回、外国株で5回。13:21でインデックスが優勢です。(2018年時点)

インデックス運用とは?

インデックスをベンチマーク(基準)として、これに連動する投資成果をめざす運用手法のこと。代表的なものとして、インデックスファンドやETFがあります。

アクティブ運用とは?

ベンチマークを上回るリターンをめざす運用手法のことで、アクティブファンドはこれに該当します。

個別株投資:配当金を多く得やすい(が、配当金を得るならETFの方が簡便)

個別株投資は、インデックス投資より配当金を多く得やすいです。インデックス連動型のETFは、概して分配利回り1%台ですが、個別株なら数多くあります。

ただし、配当金を得たいなら、個別株投資よりETFがおすすめしやすいです。なぜなら、個別株投資は一般的に初心者向きではないと考えるからです。銘柄分析・シナリオ構築などハードルが比較的高いためです。

では、上段でインデックス投資の利点を述べたので、配当金の利点も次に述べておきます。

「配当金というキャッシュフローの可視化」は投資目的によってメリットがあるのも事実です。これは個人の好みにもよりますね。たとえば、FIREをめざす際には、以下のような活用が可能です

FIRE達成まで配当金の活用一例
  1. 日々変動する資産額ではなく配当を見ることで、FIRE達成まで心地よく続けることをめざす
  2. 株式を買えば買うほど、右肩上がりに積み上げられ、高いモチベーションで続けることをめざす
  3. 自分でコントロールできない運用利回りではなく、自分でコントロールできて資産運用に決定的である「入金力の最大化」への集中をめざす
  4. 「年間生活費 ÷ 年間配当」でFIRE達成度を明確に算出でき人生の大きな決断に踏み切りやすいようにする

ここでも結局は、「投資対象をいかに活用するか、という各人の投資方針・目的次第」と言えるのではないでしょうか。

ちなみに

ご参考まで、インデックス・高配当株の各リターン関連データをご紹介しておきます。結局、優劣は期間によるということです。

  1. 過去17年間、アクティブ型がインデックスを上回ったのは国内株で8回、外国株で5回。13:21でインデックスが優勢。(GPIF、2018年時点)
  2. 日本高配当株ETF「野村日本株高配当70」は、過去7年間の年率運用成績9.4%でTOPIX(4.2%)を上回る。高配当株が優勢。(※記事執筆、2018年時点)

  3. 米国高配当株ETF【VYM】は、市場平均と同等(2007~2018年。ただし、2018~2020年は劣後)。
  4. 米国高配当株=高リターンの時期。(1957~2012年)

    出所:Jeremy J. Siegel, Stocks for the Long Run” 5th Edition, McGraw hill 2015 Figure 12-2, Returns to S&P500 Stocks Ranked by Dividend Yield, 1957-2012, page 180-181

まとめ:投資目的次第です。

ということで、まとめます。

結局は「投資目的次第」だと思います。なお、配当金の観点からは、以下整理が可能です。

まとめ
  1. 配当金を多く得ることに特段こだわりなく、単に資産形成したい
    → インデックス投資による長期・つみたて・分散投資
  2. 配当金を多く得たい(「年間配当 > 年間生活費」をめざしたい、配当金でプチ贅沢したい、配当金で各種支出をまかないたい、など)
    → ETFによる配当の積み上げ

個人の目的・嗜好や好み、ライフステージなどによってどちらを選好するか変わってきそうですね。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2018年8月11日