ひふみ投信のパフォーマンスは傑出も、今から買うには遅いか。

最近は社内や関連会社の人に私が投資していることが広まってきて、つみたてNISAやイデコを始める際の相談や、色々質問頂いたりするようになりました。

「ひふみ投信、パフォマンス良いみたいだし始めようと思うんだけど、どうなのかな??」

ということで、以下2点に留意した上で「ひふみ投信」の所感を述べます。

  1. 手数料
  2. 過去パフォーマンス
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ひふみ投信の手数料

投資信託でまずチェックすべきは、信託報酬などの手数料ですよね。

以下の通り買付時(解約手数料)・保有時(信託報酬)・解約時(信託財産留保額・解約手数料)の手数料を何が何でもチェックしておかなければなりません。

買付・解約手数料はゼロ

ひふみ投信は、買付手数料ならびに解約手数料は無料。OKですね。

この2つの手数料が有料であれば、そんな投資信託は「顧客のことを考えた金融商品」ではなく「金融機関本位の投信」であることは明白。即刻解約すべきです。

実際、家族がそういった投信を保有していた時期があったので、説明の上、即解約してもらいました。

信託報酬は年1.0584%

アクティブファンドですから、個人的には年1%ならギリギリのギリギリ許容できるといったところでしょうか。

信託報酬は毎年かかる手数料で、日割りで基準価額から差し引かれます。長期で見るとボディブローのように徐々に投資パフォーマンスを落としていくものなので、重要なポイントです。

ということで、ひふみ投信の手数料関係は、投資家にとって許容範囲内の数字です。

ひふみ投信のパフォーマンス

基準価額の推移(過去10年間)

基準価額推移はすこぶる堅調で好成績です。素晴らしいパフォーマンスですね。

10年間で5倍。ただ、TOPIXも2倍だったので相場環境の良好さという追い風があるにしても、その2.5倍ですから傑出した成績です。

ひふみ投信の純資産額推移

ただ、ひふみ投信が有名になったのは、ここ1年や2年のごく最近の話ですね。以下純資産額を見ての通り、2008年から投資している投資家はごく僅かです。傑出したパフォーマンスを享受できたのは、ほんの一握りの投資家ということです。

純資産は基準価額が上がるとそれに連れて上がりますが、昨今の急激な増加は新規参加者が主因ですね。

メディアでも取り上げられるようになり、そこから大量の投資家が当該投信を購入し始めた表れです。

この10年間はパフォーマンスが傑出したものでしたが、次の10年間がどうなるかは予断を許しません。これは米国株でも同じですね。

私はこと投資においては、時に天邪鬼な考え方です。多数の人々が「これ良い!」と思っていたり購入していると、帰納的根拠でもない限りは、私はその反対の投資行動を取りたくなることがあります。

”熱狂”とは距離を置いておきたいのです。

もう一度ひふみ投信の価額推移を見てみましょう。

私の性格上、こういう推移を見るとあまり購入意欲はわきません。

根っからのバリュー投資家的志向というか。既に結構上昇してるものに乗ろうとは思わないんですよね。

これは大きな機会損失になっているケースもありますし、その後の下落を免れているケースもありますから、一長一短だと思います。

言ってしまえば好みの問題でしょう。

まとめ

ということで、ひふみ投信は手数料は特に大きな問題はなく、過去のパフォーマンスも出色です。

ひふみ投信の最高投資責任者である藤野さんが「顔の見えない経営陣の会社は業績が悪い」との哲学には賛同しますし、氏の言うように、ひふみ投信には投資責任者の面々の写真がしっかり並んでいます。

「ひふみ投信はどうか?」と問われれば、回答は「素晴らしい投信」となります。

ただ、個人的にはこの純資産の急増と基準価額の急騰は、ここから参入するにはどうも気になりますね。私は投資する予定はありません。

まぁこれは個人の性格・投資に際しての感情論ですね。

実際に金融機関が投信を勧める口上を横で聞いていたことがありますが、例えば旬の話題のロボティクスファンドや人工知能ファンドと題して「これを持っていればこれだけ上がってた」ことを謳い、上昇チャートを示し、更に上がっていくことを想起させます。

一昔前はMLPファンドも同様に人気でしたが、その後の原油価格の急落で投資口価額は低迷。今も急落前の水準を回復していません。

盛者必衰の理は投資信託にもあるのか否か、興味深いところですね。

Best wishes to everyone!

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