資産運用で意識しておきたい3つのことについて、記します。
- 自分にとって心地よい投資手法を構築すること
- やっていて楽しい投資手法を構築すること
- 理論と実践は別。最も効率的な運用にこだわりすぎないこと
これは資産運用に限らず、日常においても応用可能だと私は思います。
資産運用で失敗なきよう、意識しておきたい大切な3つのこと
株式投資という資産運用に目覚めた時、そして株式投資の世界に足を踏み入れて目の前の世界が急に開けたような気がした時、
こういうときは、とかく
「最も効率の良い(と思しき)資産運用方法」
「最もベスト(と思しき)資産運用方法」
「最もリターンの高い(と思しき)資産運用方法」
これら文言に少なからず躍起になったり、魅惑的に聞こえるかもしれません。
確かに最も効率が良く、ベストで、ハイリターンと「理論上」確からしい手法は、魅力的ですよね。
誰もが資産を最大化させたくて、資産運用をしているはずですから、それは当然ですね。
「理論」と「実践」は分けること
一方、以下「①」と「②~④」は別のお話です。
① 理論的にベストと思しきこと
② 理論を長期的に実践できるか
③ それが自分にとって心地よいのか
④ それが自分に合っているのか
長期的にある物事に対して取り組み続ける中で決定的に重要なことは、「外部環境に関わらず自分にとって心地よい仕組み作り」が出来ているのか、ここに尽きると思っています。
いくら理論的にベストであろうとも、長期的に継続できなければ、絵にかいた餅になります。また、楽しくなければ続きません。自ら苦行に飛び込む必要はないと思います。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) May 24, 2017
私が上記ツイートの通り、給与の一部を毎月高配当株に投資し続ける手法に至る際には、「相場状況に関わらず自分にとって心地よい仕組み作り」が出来ているのか、という点を最優先しました。
その結果、配当金を積み上げる、という手法に至りました。
▶【配当金のメリット】配当金という不労所得があって本当によかった【魅力】
「短期でお金持ちになりたい」
これは誰しもが考えることだと思いますし、否定されるべきものでもありません。
ただ、「支出の最適化・入金力の最大化を根幹として、着実に一歩一歩配当金を積み上げる方法こそが、結局一番近かった」と、徹頭徹尾、今現在も、実感しています。
私の場合は、長年にわたるキャピタル目的のFXにおける痛い経験が根底にあると思います。
「最も効率的と思しきこと」「最も適していると思しきこと」これらは大事です。
大事ですが、理論を実践に落とし込む際、「本来最も効率的で、本来最も適していたはずと思われていたこと」が、理論を実践に落とし込む過程で、その効果が減衰していくことは、よくあることです。
たとえば、いくら理論的に効率的と思しき投資であっても、その効率性の前提となること(たとえば定期積立)が市場の局面によって継続できなければ、絵にかいた餅になってしまいます。
なぜなら、人間は機械ではなく、あらゆる要素・要因によって、1つの行動が導き出されるからですね。
私たちには感情の起伏があり、人生があり、家族があり、ライフステージがあり、自身の内情は刻々と変化します。
世界に目を向ければ、地政学リスクあり、災害あり、経済危機あり、外部環境も刻々と変化していきます。
そんな中、「環境に関わらず、継続していける心地良い投資手法は、自分にとって何なのか」そういった観点で株式投資に向き合うことそれ自体が肝要と思います。
私にとって、その心地よい投資手法とは、以下であってきました。
「高配当株や連続増配株を主体とした分散されたポートフォリオを築くことで、定期的な不労所得・キャッシュフローとなる配当金を得て、どのような局面でも(特に下落局面で)基本的には配当再投資を含めて一定程度は資金を投下していく」
これは貴方にも適している可能性もありますし、適していない可能性もあります。
なぜなら、人によって考え方・ライフプランニング・金銭感覚・人生観・死生観は千差万別だからですね。
相場低迷期は、自分に適した投資手法が試される時
2010年代、とにかく投資家には順風も順風、大順風の相場環境でした。
景気サイクルの観点から、調整局面を迎える時期は、程度の差はあれ、期間の長短はあれ、必ず来ます。まさに今、コロナショックが来ていますね。
その時がまさに、「自分にとって心地よいと思しき投資手法が試される時」と思います。
それは、ある意味では良い機会です。そこでじっくり自分の投資手法と向き合う好機でもあります。何事も考え方次第です。
その試練の時を、一緒に心地よく、楽しく、みなさんで乗り越えることが出来れば、大変うれしく思います。
投資家は競い合う必要はなく、その優劣を殊更に論じるというよりは、それぞれがそれぞれのゴールに向かって、それぞれの目的に向かって歩を一歩ずつ進めていくものと思います。
同じ世界で潜在的な恩恵に与るもの同士、ともに楽しく駆け抜けていくことが出来れば、素敵だと私は思います。
特に新型コロナウイルス拡大以降、自由の利かない生活が続く方も多いと思いますが、暗い空気に飲まれず、明るくまったり楽しく、自分のできることをやってまいりましょう。
Best wishes to everyone!
こちらも定性的なお話です。やってみて初めてわかることが、あふれています。
私なりの資産運用の方法論を、以下ご紹介しておきます。
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