セミリタイア後に株価暴落・減配が起きたらどうする?準備と対処法

本記事は、セミリタイア以前の2018年7月に回答・記したものです。

今見直しても、ある程度納得のいく考えではあります。

セミリタイア後に株価暴落・減配が起きたらどうするか

読者からご質問がありましたので、以下のトピックについて述べさせて頂きます。

  • セミリタイア後に株価暴落・減配が起こった時のための準備・対処法

頂いたご質問内容は以下の通りです。

三菱サラリーマン様

単純に気になったのですが、セミリタイア後に世界的な株価の暴落が起こり、三菱サラリーマンさんが投資している会社が相次いで減配発表をし、生活できない水準まで所得が下がることを想定した時、どういう準備・対策を取られるのかお聞きしたいです。

セミリタイア後に株価暴落・減配が起こった時のための準備・対処法としては、以下3つの案が考えられます。

  1. 現金・投資適格債券の比率をリタイア前より上げておく
  2. 配当以外の収入を構築しておく
  3. 低〜中頻度の労働

いずれにしても定期的に余資を確保しておけるか、ここがポイントになってくると思います。

保有銘柄の連続増配年数

まず各々の回答を見ていく前に、ご質問の前提条件である「世界的な株価の暴落が起こり」という部分は十二分にあり得ます。あり得るというかほぼ確実に周期的に起こるでしょう。

一方、「三菱サラリーマンさんが投資している会社が相次いで減配発表をし、」という部分について、私の保有銘柄の減配リスクの1つの指標として「連続増配年数」を改めて確認したいと思います。

過去は未来を保証するものではありません。ただ、リーマンショックという金融危機を減配なしで乗り越えたかどうかは1つの判断材料にはなり得ると思います。とはいえ、1つの判断材料であってそれ以上でも以下でもないですね。

主な保有外国株(米国株・ADR)と連続増配年数

  1. 56年:【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン
  2. 49年:【MO】アルトリアグループ
  3. 46年:【ABBV】アッヴィ
    ※前身【ABT】含む。ABTからスピンアウト後は6年
  4. 36年:【XOM】エクソンモービル
  5. 34年:【T】AT&T
  6. 25年:【NGG】ナショナルグリッド
  7. 23年:【IBM】アイ・ビー・エム
  8. 22年:【ENB】エンブリッジ
  9. 18年:【SO】サザン
  10. 18年:【BTI】ブリティッシュアメリカンタバコ
  11. 14年:【GSK】グラクソ・スミスクライン
    ※直近4年横ばい
  12. 13年:【VZ】ベライゾン・コミュニケーションズ
  13. 13年:【DUK】デューク・エナジー
  14. 6年:【BP】
  • 米ドル or 現地通貨建て
  • 横ばい期間でリセットせず、横ばい期間を経て増配すればカウント再開
  • 年数:2018年時点

こうしてみると8割以上の銘柄がリーマンショックで減配していません。とはいえ、日本株は減配祭りの可能性があるので、保有日本株を確認してみます。

保有日本株は累進配当株・連続増配株・インフラファンド・タバコ銘柄・REITが中核、優待銘柄もあるという感じです。

インフラファンドは固定価格での売電により、大きな減配はないと見ています。タバコも比較的堅いと見てます。REITや優待銘柄は下がりそうですね。

ということで、なるべく減配祭りとはならない銘柄を選定しているつもりですが、マーケットは何があるかわかりませんので、保有銘柄が軒並み減配となった前提で本題の回答に移りたいと思います。

セミリタイア後に株価暴落・減配が起こった時のための準備・対処法

  1. 現金・投資適格債券の比率をリタイア前より上げておく
  2. 配当以外の収入を構築しておく
  3. 低〜中頻度の労働

1つずつ見ていきます。

①現金・債券比率を上げておく

セミリタイア後に副収入が全くなければ、入金投資ができる現役時代よりリスク許容度は低くなりますから、現金または現金同等物の比率を上げておく必要があります。

でないと暴落時に指をくわえて見ているしかありません。

②配当以外の収入を構築しておく

よほど資金力がある方か生活水準の低い方でない限り、セミリタイア後もある程度はキャッシュフローがあれば、より保守的です。

収入源に適するのは以下2つが思い浮かびます。

  1. 好きなこと
  2. ストックビジネス

せっかくセミリタイアしたのに、好まない仕事をするのは気が引けますよね。自然が好きなら自然関連のこと、ネイルならネイル関連、自身の経験上においても、好きなことならたとえ薄給であっても楽しいものです。

それがストックビジネス、ここでは収益だけでなく経験やノウハウが蓄積されていくものを指しますが、そういったものなら尚よいです。

③低〜中頻度の労働

ある程度のキャッシュフローが必要という意味では、興味がある内容のもので週に何度か働くというのも一般的には一案になってきます。

たとえば、あくまで興味ある方にとっては、地域おこし協力隊のような行政サービスの色彩あるものなども、場所の選定次第で自由度が変わってくるようですが、候補にはなり得そうですね。

または、自分の特性・能力を生かせるものです。語学・習得したスキルなど、それを掛け合わせると希少性が高まります。

まとめ:ポイントは定期的な買い増し余資を作れるか

家族環境や支出などにもよりますが、配当金収入以外にも収入はあった方が、より保守的だとは思います。

いずれにしても、ポイントは買い増しできる余資があるか・作れるかどうかと考えます。

その余資の源泉は、

  • 現金や債券、または現金同等物
  • 副収入
  • 配当

などいくつかの形があると思います。形はどうあれ先述の通り、暴落時に余資があるか・定常的に余資を作れる仕組みがあるかどうかがポイントだと思います。

したがって私は、株式の中でも主に

  • 高配当株(配当収入による余資の定期的な確保)
  • 連続増配銘柄(過去増配してきたから未来も減配しないとは言えないものの、帰納的にはベター)

などを選好してきました。なお、ひとさまに最大公約数的に・普遍的に・一般的におすすめできるのは、やはり個別株というよりはETFになってくると思います。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2018年7月31日