日本株を一部売却し、ゴールドとシルバーを購入

TOYO TIREを100株のみ残し、2,900株を利益確定しました。確定利益は約180万円。
- ゴールド(純金上場信託(現物国内保管型)【1540】)
- シルバー(純銀上場信託(現物国内保管型)【1542】)
を買いました。これにより受取配当金は減ります。
ゴールド・シルバーに分散した背景
しかしゴールドやシルバーの購入は収益性やインカムを追求するというより、「インフレリスクの保険」「株以外の資産クラスへの分散」という意味合いが強いです。
【1540】【1542】を徐々に買い集めて、夏までにポートフォリオの10~15%ぐらいまで保有比率を引き上げる予定です。
もともとリーマンショック以前はゴールドは株と逆相関の動きを見せていましたが、リーマンショック以降は株と同じような動きをするようになったんですよね。
ところが昨今は以下の現象が起きています。
- インフレ時代
- 米国債への信認の揺らぎ
そうした状況を反映してか、安全資産となってきた米国債が資金の逃避先としての優位性を失ってきており、安全資産として米国債と双璧をなしたゴールドが下げ相場で底堅い動きを徐々にみせるようになってきました。
ゴールドを持たざるリスク
次なる下げ相場でも底堅いかはわかりませんが、諸般の情勢を踏まえると、ポートフォリオにゴールドはもう組み入れざるを得ないという判断です。
ゴールドへは2022年にも大きく投資し、のちに利益確定をしました(といっても円安の影響が大きかったですが)が、ずっと保有していてもよかったなというのが結果論にはなります。
なお、2022年に「株式+債券ポートフォリオの機能低下リスク」という記事を書いています。
つまり、現在のようなインフレ(≒名目金利上昇)局面で、かつ実体経済の減速が懸念され、さらに金融政策に手詰まり感があるなかでインフレが収まらなければ、株安+債券安のリスクを想定しておきたいところです。
まさにその現象が足もとで起きたかと思います。短期債なら低リスクですが、中長期債は著しく価値が落ちてきています。
2022年頃を境にインフレ時代に突入していますので、資産運用の前提もそれまでのデフレ(・ディスインフレ)から発想を変えていく必要があると認識しています。つまり円預金過多ではなく、株式や実物資産へ分散する必要性です。
加えて、米国財政は累増しつづけ、いつ市場が注目するか見守っていたわけですが、トランプ政権およびイーロン・マスクがこの問題に取り組む姿勢を見せたことも相まって良くも悪くも金融市場の焦点となっています。

世界の流れとしては、中央銀行がゴールドを買い、中国が米国債を売ってゴールドを買い、東側諸国も似たような動きをしている以上、その流れは変わらない可能性もあります。
そして債券は数十年にわたりポートフォリオに安定したインカムと価格上昇をもたらすと考えられてきましたが、この前提は崩れ去った可能性を考えねばなりません。人様の運用にあれこれ言うのは控えたいところですが、少なくとも私は中長期の債券を保有したいとは思わない状況です。
中央銀行は
- 利下げを急げばインフレが再加速するリスクが高まり、
- かといって高金利を維持すれば国債の利払いが増える
というジレンマに陥っています。
そのような不確実性の高い状況なので、今後どの資産クラスが上下するか以前より不透明になっているように思います。よって、一応ゴールドやシルバーへも分散しておこうという意図になります。
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