三菱商事(8058)の株価、テクニカルと過去PER・PBRから現状を確認

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三菱商事(8058)の株価、テクニカルと過去PER・PBRから現状を確認

三菱商事(8058)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。

  1. テクニカル(日足、週足)
  2. 過去PER・PBRレンジ(おさらい)

日足

3月24日(月)終値時点のチャートです。

今週の焦点としていた2,742円を割るか注目していました。ちょうど短期MAも同じ水準です。結果、場中で割る場面もありましたが終値で割らずに引けました(引け成りで買っておくという戦略も)

テクニカル的にはよい形を維持と見えます。火曜日は高く寄ってもおかしくはないと見えますがどうでしょうか。

ストキャスがデッドクロスしているものの上昇トレンド自体は維持されており、長期線の垂れ具合も急角度ではありません。

目先の上値は2,840円が意識されようかと思います。逆に下値リスクとしてはまず2,742円が節目。その先は空を一部埋めるほどの陰線が出るかどうかかと思います。空を切った半分まで落ちても戻す場合もありますから、ほかのテクニカルと複合的に見る必要があります。

週足はどうでしょう。

週足

週足で見ても強い形は今のところ維持されています。陰線ではじまるも大きく上昇した後の若干の調整といった程度。前週高値を超えるか、半値戻しとなるかといった塩梅。ストキャス・RCIともに強い状態が維持されています。

PER・PBRレンジの観点:下落めど1,900~2,500円程度

なお、おさらいとして、バフェット効果切れを考慮したPER・PBRレンジの観点から見た下落余地は、以下のように整理することは可能です。

今後の変数を除いて過去に依拠した机上の計算で、かつPERレンジがバフェット効果前の上限までの下落にとどまるという前提条件を付した場合、株価の下落めどは2,500円~1,900円程度という結論が導出されました。

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まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 日足:テクニカル的には上昇トレンド維持と見える、トレンド維持の目先の節目は2,742円と5日MAの上を維持できている
  • 週足:MA以外のオシレーター系も上昇トレンドを示唆
  • バフェット効果切れを考慮したPER・PBRレンジから機械的に算出される下値めどは「1,900~2,500円」という値に着地

アノマリー的には「彼岸底」を通過し、季節性(過去の経験則)としてはここから反転なるかというところ。その息吹は感じられ、不動産株の急反発など地合いの好転が続くか引き続き巨視的な焦点かと思います。

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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