ARCCを全株売却した理由
ポートフォリオの公開に際してARCCの売却に関するご質問をいただいています。
長期観点で、もの凄く良いタイミングでARCC購入されたと思ってたのですが、処分されちゃったんですね。
配当が多くなりすぎてしまったからとかでしょうか。
上の記事の時点(2020年4月)から1年後に売却となっています。
ARCCを売却した理由
以下4点です。
- 証券口座の集約
- 現在のキャッシュフロー状況
- 現金比率を心地よい水準へ戻す
- 株価が納得いく水準に
ARCCそれ自体が理由というよりは、多分に個人的な事情がふくまれます。
証券口座の集約
1点目。確定申告・管理の手間を減らすために、証券口座の集約を進めていました。
複数の証券口座で株式を保有していると、それがすべて特定口座であっても、
- A口座で損益がプラス
- B口座で損益がマイナス
といった場合に確定申告をする必要(義務はないものの、申告した方が経済合理的)が生じます。
こういったことが昨年生じたので、やはり集約でよいかなと。
現在の投資スタイル
2015年後半より高配当株をひたすら購入してきた結果、2020年の株式からの受取配当金は税引後で月平均20万円を超える見込みです。これで生活費は賄えますので、今後は高配当株だけに限らず、低配当でも増配率の高い好配当株にも積極的に投資して参ります。そのような銘柄も今後紹介していきます。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) May 19, 2019
以前の上記ツイートの通り、特にセミリタイア以降は「配当をさらに増やす必要あるんかな」と思っており、キャピタル次第では利益確定も考えての購入です。
「【ARCC銘柄分析】エイリス・キャピタルを市場暴落時に仕込みたい【高配当米国株】」という記事を書いていたぐらいなので、買いました。 ...
2点目。現在はそこまで配当が必要なくなりました。ほかのキャッシュフローの関係もそうですが、2019年の上記ツイートにもおよそ集約されます。
3点目。「現金比率を心地よい水準まで上げておきたい」ことも一因です。引続き一定の資金はリスク資産に割きますが、コロナショック後にかなりリスクを取ったので、2021年は売却を進めたかたち。
株価はレンジ上限(おまけ)
4点目。
ちょうど株価はレンジ上限付近に達しています。
もちろん、これよりさらに上昇する可能性もありますが(2022年時点では、レンジを上抜けて21ドルまで上がっていますね。今も保有している方は、全員利益が乗っている状態ですね)、キャピタルの観点からは十分な水準。上述してきた要因も相まって、タイミング的にも納得いく水準でした。
ARCCを売却した理由
- 証券口座の集約
- 現在のキャッシュフロー状況
- 現金比率を心地よい水準へ戻す
- 株価が納得いく水準に
多分に個人的な事情ということになります。
個別株特有のリスクをとって、より多くのインカムをめざす方には、引続きタイミングよく拾えればよいポジションになり得ると思います。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone.
関連記事
以下、再掲しておきますね。
ARCCについては、こちらで詳述しています。
高配当BDCには、ほかにもいろいろありますね。