米国よりも、アジア新興国への資金流入が目立ち始めている
米国株投資が注目され始めた昨今ですが、新興国にも焦点を当てておきます。
要旨は以下の通りです。
- インド・韓国などアジア新興国の株価最高値更新つづく
- IMFの最新レポートでは、アジア新興国の経済復活が目立つ
インド・韓国などアジア新興国への資金回帰が目立つ
米国株は好調維持、日本株は絶好調といった様相ですが、インド・韓国もかなり強い状況が続いています。
インドSENSEX、最高値更新中

インドSENSEX(過去5年チャート)
韓国KOSPI、最高値更新中

韓国KOSPI(過去5年チャート)
アジア新興国、強い経済回復見通しが目立つ
ハイイールド債・アジア新興国に資金が回帰するなど、リスク選好的な要素が目立ち始めています。
実際にIMFが先日発表「IMF World Economic Outlook」によれば、2022年度までの経済回復度合いも、欧米よりも東南アジア・インドなどを含むアジア諸国の数値が高く出ています。

世界経済見通しによる成長率予測(IMF World Economic Outlook as of Jan 2021)
- ASEANでは、地域でばらつきが見られるも、総じて堅調の見通し
- 中国、特にインドが著しい成長見通し(ただし、前年度の発射台は低い)
インド企業への投資
なお、インドへの投資を検討する場合は、たとえば以下2つのアプローチが挙げられます。
- インド現地企業やインド投信への投資
- インドへ進出している米国企業に対して投資
①は直接的、②は間接的に利益を享受する形ですね。
HDFC
インド企業には、米ニューヨーク市場に上場している企業として、たとえばインドの商業銀行である【HDFC】があります。株価は堅調です。
米国株のみに凝り固まる必要はなく、こういった分野・アプローチも投資にはあるということですね。
特定の対象がブームになるということは、より冷静に対象を見ておく必要性も同時に生じるのが、この世の教訓として見いだせることでもあると思います。
Best wishes to everyone.
ややニッチかもしれませんが、ベトナム株もあります。今でも一部資金を割いています。
ビンホアン水産は、商事が一部株式を取得していましたね。