いま株式を買う時か ― 各指標から現状を確認

余裕資金があるけれど、株を買うべきか思案しています
そんな人向けの記事です。
現状を確認

株の買いどきを推し量る際に、いくつか参考になる指標があります(下表)。
| 現在値 | 悲観圏 | 過熱圏 | |
|---|---|---|---|
| VIX指数 | 15 | 30~40 以上 | – |
| Fear & Greed Index | 53 | 10 以下 | 75 以上 |
| 騰落レシオ(25日) | 115 | 80~90 以下 | 130 以上 |
| S&P500 Shiller PER | 39.8 | 25~30 以上 | |
| S&P500 PSR | 3.35 | 2~2.5 以上 | |
| ドル / 円 | 149.5 | – | – |
※悲観圏・過熱圏はこれまでの経験から概算
補足
- VIX指数:暴落時は50超え
- Fear&Greed:暴落時は5以下
- 騰落レシオ:数値が行き過ぎることあり
- Shiller PER:ITバブル期に44を記録
- PSR:ITバブル期に2.4を記録
- ドル円レート:円高時は円キャリートレードの巻き戻し(世界的な資産価格の下落)リスクに注意
「悲観は友、陶酔は敵」との格言があるように、株は悲観時に安く買いたいものです。現在市場は楽観的であることを各指標は示唆しています。
米国株は引き続き歴史的に見て非常に割高な水準が続いています。
お金じゃぶじゃぶインフレ相場

米国のM2(マネーサプライ、貨幣供給量)は過去最高の22.2兆ドルに達しました。M2が高まれば、株とビットコインが上昇する傾向にあります。M2が足もとの株式市場を支えている大きな一因とみられます。
加えて景気後退におちいっても金融政策の余地として、利下げとQE(量的緩和)をFRBは一応打てます。
市場はそれを見越してか米国株は上昇し続けていますが、PER・PSRともに過去と比して非常に割高であり、いつ調整が起きてもおかしくない水準ではあります。
S&P500は、ITバブルを大きく超えるPSR水準
本記事の要旨は以下です。
★ 米国株はPSR・PERともに過去の傾...
金・銀の価格高騰が顕著ですね。銀は今年購入してから35%も上昇しています。三菱地所など不動産株の上昇も顕著であり、いかにもインフレ相場といった格好ですね。
この宴がどこまで続くか定かではありませんが、資産の一定量を株式や金・銀などのリスク資産に割くことで貨幣価値の劣化(インフレ)に抗する一手となります。
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