インフレ時代のFIREと住宅ローン

FIRE後に住宅ローンを組むべきか(インフレ時代)

以下ご質問に回答しています。

ご質問

題名: FIRE後のローンについて

メッセージ本文:
穂高さま

こんにちは。昨年に相談会でお世話になった◯◯です。その後もお元気で各方面で大活躍のご様子、とても嬉しく思っております。

一つ質問がありご連絡しました。
穂高さんは、FIRE後に不動産を購入された事はありますか?確か数年前にお母様には家をプレゼントしておられたように思います(←すごく感動した記事でした)。

私は自宅の購入を検討しているのですが、早期リタイヤを視野に入れる際、リタイヤ後にローンは果たして組めるのかが気になりました。即金での購入も考慮するのか、購入そのものを再検討するのか、色々考えています。家を購入する賃貸にするかは個々人の価値観ですが、穂高さんのお考えやご経験を参考にできればありがたいです。

もしも既に過去のブログ記事等で同内容を書いておられたら、申し訳ありませんがリンクを送って下されば拝読します。

急ぎませんので、お手隙の際にお返事頂けたら助かります。よろしくお願いいたします。
東京はなんとか朝晩は涼しくなってきました。季節の変わり目、穂高さんもご家族もどうぞご自愛下さい。

こんにちは。相談会の折はこちらこそありがとうございました。

自己体験:FIRE後に現金で

おっしゃる通り、FIRE後に不動産を購入しています。母からは常々謝意あり、甲斐がありました。

私の場合はローンを組まず、現金一括でした。当時たしか千万円単位で保有していたゴールドを売却、充当しました。

現金一括で購入すれば、金利や返済計画の心配ご無用、心理的にも余裕があります。ただし以下述べるようにローンは時宜を得た選択肢でもあります。

金利の観点:低成長な日本は、通常は金利上限が低い

足もとは歴史的には低金利ですから低利でローンを組んだほうが資金の効率性としてはよいかと思います。

日本は利上げ局面ですが日本の潜在成長率を考えると日銀の政策金利上限はせいぜい1~1.5%と思われます。今の0.5%より上振れ余地はあるので将来的な金利負担が今より増える覚悟は求められるかと思います。

リタイア後ですと個人事業主として良好な運営状況であればローンの線もあるかと思いますが、そうでなければ審査に通らないことありとの理解です。

したがって、ローンを組むならリタイア前に組んでおくのが上策かと思います。

インフレの観点:借金はおトク

中国による低価格輸出(デフレ輸出)が終焉し、経済のグローバル化からブロック化に向かう昨今、今後インフレが定着することはあってもデフレに戻る可能性は低いことに鑑みると、フラット35のように固定金利で長期間(15~35年)借りれると旨味は大きくなります。

インフレの場合、固定金利の長期ローンは実質負担が軽くなり、借金が有利になりやすいからです。

インフレ時代(=お金の価値が落ちる時代)とはつまり、借金の実質額が目減りすることを意味するので債務者(例:巨額の債務を抱える政府や、低い固定金利の住宅ローンを有する国民)が得をする時代です。

まとめ

当人の状況によって千差万別ながら、

  • 現金一括購入:安心で心理的負担なし
  • ローン利用:低金利かつ固定金利なら資金効率が良い(例:フラット35)
  • リタイア後のローン:審査が厳しくなる可能性あり、リタイア前に組むのが安全策
  • インフレ局面:借金の実質負担は軽くなるため、ローンの活用価値あり

と言えようかと思います。

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