いま株式を買う時か ― 各指標から現状を確認

余裕資金があるけれど、株を買うべきか思案しています
そんな人向けの記事です。
現状を確認

株の買いどきを推し量る際に、いくつか参考になる指標があります(下表)。
| 現在値 | 悲観圏 | 過熱圏 | |
|---|---|---|---|
| VIX指数 | 15 | 30~40 以上 | – |
| Fear & Greed Index | 64 | 10 以下 | 75 以上 |
| 騰落レシオ(25日) | 127 | 80~90 以下 | 130 以上 |
| S&P500 Shiller PER | 38.9 | 25~30 以上 | |
| S&P500 PSR | 3.27 | 2~2.5 以上 | |
| ドル / 円 | 147.0 | – | – |
※悲観圏・過熱圏はこれまでの経験から概算
補足
- VIX指数:暴落時は50超え
- Fear&Greed:暴落時は5以下
- 騰落レシオ:数値が行き過ぎることあり
- Shiller PER:ITバブル期に44を記録
- PSR:ITバブル期に2.4を記録
- ドル円レート:円高時は円キャリートレードの巻き戻し(世界的な資産価格の下落)リスクに注意
「悲観は友、陶酔は敵」との格言があるように、株は悲観時に安く買いたいものですね。
現在市場は楽観的であることを各指標は示唆しています。
緩和的な金融環境は株に追い風だが…
目下、資金はじゃぶじゃぶです。

流動性とS&P500(出所:Bloomberg)
流動性(Money Supply、M2)が高まれば、株とビットコインが上昇する傾向にあります。加えて景気後退におちいっても金融政策の余地として、利下げとQE(量的緩和)をFRBは打てます。
市場はそれを見越して米国株が上昇をいまだに続けてきたものと思いますが、PER・PSRともに非常に割高な水準まで達しています。いつ調整が起きてもおかしくない水準です。
S&P500は、ITバブルを大きく超えるPSR水準
本記事の要旨は以下です。
★ 米国株はPSR・PERともに過去の傾...
焦点のひとつは金利でしょう。米金利が上昇すれば、利下げやQEといった緩和的な政策を打つ余地が限られ、上記楽観の前提が崩れることになります。
市場は楽観と陶酔のなかで踊り続けている状態ですが、音楽はいつかは鳴り止みますから、「潮が引いているなかで泳いでいた」とあとで気づくことがないように、投資家は陶酔におちいらないことが肝要かと思います。
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