INPEX(1605)の株価、テクニカルから現状を確認
INPEX(1605)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
7月9日(水)終値時点のチャートです。
空を切って始まり、大陽線で終える強い形。他方、6月24日に空を切って下がった窓の部分を埋めるには一定のハードルはあるかと見えます。
埋めるには2,120円まで上がる必要があり、この水準までの空間を上がれるか、というところ。
短中長期MAすべて上向きの上昇トレンド。RCI・ストキャスもよい形。
短中期MAを割らず、加えて2,120円まで駆け上がれるかが目先の焦点かと思います。
週足
2週前の大陰線の高値を上回るにはなかなかエネルギーがいると見えますが、まずは下値を切り上げられています。週内に2,000円を割らずに推移でき、かつ陽線で終えられるか、というところ。
なお2,200円近傍で、過去1年で週足が9回上値をおさえられています。同水準で抵抗線が意識される節目。
原油価格との連動性
おさらいですが、INPEXの株価は原油価格(WTI)と高い連動性がみられます。

出所:TradingView
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:焦点は、短中期MAを割らず、加えて2,120円まで駆け上がれるか
- 週足:週内に2,000円を割らず、陽線で終えられるか
なお、バリューの観点からは「配当利回り4%超、PBR0.5倍程度」といった指標です。
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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