INPEX(1605)の株価、テクニカルから現状を確認
INPEX(1605)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
6月30日(月)終値時点のチャートです。
短期移動平均線を抜けてきましたがまだ下向きです。
中期MAは上向き、長期MA横ばいにて方向感は入り混じる状態。
RCIは中期線を上抜けでこの点はよい形。
目先の焦点は短期MAが上向きの状態となり中期MAを越えられるか、かと思います。
週足
2,200円近傍で、過去1年で週足が9回上値をおさえられています。同水準で抵抗線が意識される節目。
まず先週安値1,968円を明確に割らないかが焦点かと思います。
原油価格との連動性
ちなみに、INPEXの株価は原油価格(WTI)と高い連動性がみられます。

ローソク足:INPEX株価、水色線:WTI(出所:TradingView)
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:目先の焦点は短期MAが上向きの状態となり中期MAを越えられるか
- 週足:2,200円を越えられるか、1,968円を割らないか
なお、バリューの観点からは「配当利回り4.44%、PBR0.52倍」といった指標です。
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
関連記事