いまは株式を買う時なのか ― 恐怖と強欲指数は過熱圏に突入

いま株式を買う時か ― 各指標から現状を確認

余裕資金があるけれど、株を買うべきか思案しています

そんな人向けの記事です。

現状を確認

株の買いどきを推し量る際に、いくつか参考になる指標があります(下表)。

現在値 悲観圏 過熱圏
VIX指数 18↑ 30~40 以上
Fear & Greed Index 78↑ 10 以下 75 以上
騰落レシオ(25日) 105↓ 80~90 以下 130 以上
ドル / 円 144.5↓

※悲観圏・過熱圏はこれまでの経験から概算

補足
  • VIX指数:暴落時は50超え
  • Fear&Greed:暴落時は5以下
  • 騰落レシオ:数値が行き過ぎることあり
  • ドル円レート:円高時は円キャリートレードの巻き戻し(世界的な資産価格の下落)リスクに注意

「悲観は友、陶酔は敵」との格言があるように、株は悲観時に安く買いたいものですね。

現在市場は楽観的であることを各指標は示唆しています。Fear & Greed Indexは過熱圏に突入しています。

短中期取引ならば引き続き利益確定を検討できる水準。

緩和的な金融環境は株に追い風

目下、資金はじゃぶじゃぶです。

流動性とS&P500(出所:Bloomberg)

流動性(Money Supply、M2)が高まれば、株とビットコインが上昇する傾向にあります。

米財務省が米国債を買い戻したり、日銀や財務省が超長期債市場にガイダンスを含めた実質的な介入を行うなど、やや緩和的な方針を示して国債市場を落ち着かせようとする姿勢がみられます。

加えて米国は金融危機でもないのに5月の財政出動は6,870億ドルと史上3番目の大きさですよ。

これらは株式市場にはプラス要因。ただし市場の楽観につられず、個人としては楽観を控えるべきと心得ます。

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