三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価、テクニカルから現状を確認
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価についてテクニカルの視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
7月4日(金)終値時点のチャートです。
前回の記事で以下のように記していました。
ゆるく弧を描くように推移しており、直近高値2,036円を超えてくると「カップウィズハンドル」に似た形が完成。買いが意識されやすくはなる形。
直近の日足は空を切って陽線で騰勢が強いことを示唆しています。このまま直近高値2,036円を明確に越えられるかが最大の焦点かと思います。越えてくるとカップウィズハンドルが完成します。
まだ1か月ほどなので気になるレベルではありませんが、あまりに横ばいが続くと形としては微妙で、出光興産(5019)が好例になります。
1年近く1,000~1,100円のレンジで横ばいのち、800円台まで一気に下げてまた横ばいでの推移、という例があります。
週足
前回の記事で「まずは3週前の高値2,000円を実線で越えられるかといったところかと思います」と記していましたが、まずはこの第一関門を突破してきました。下影陽線でよい形。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:目先の焦点は、2,036円を越えればカップウィズハンドルに似た形が完成
- 週足:節目2,000円を突破
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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