三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価、テクニカルから現状を確認
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価についてテクニカルの視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
6月27日(金)終値時点のチャートです。
前回の記事で以下のように記していました。
中期MAを割り込んできたので、ここを越えると形がよくなります。
日本株全体としての上昇による追い風が主因かと思いますが、中期MAを一応陽線で越えてきました。
ゆるく弧を描くように推移しており、直近高値2,036円を超えてくると「カップウィズハンドル」に似た形が完成。買いが意識されやすくはなる形。
ストキャス、RCIも引き続き悪くありません。長期MAが垂れてきていましたが横ばいに改善。
まだ1か月ほどなので気になるレベルではありませんが、あまりに横ばいが続くと形としては微妙で、出光興産(5019)が好例になります。
1年近く1,000~1,100円のレンジで横ばいのち、800円台まで一気に下げてまた横ばいでの推移、という例があります。
週足
先週時点では「短中期は方向感に欠ける状態」でしたが、その時より形はよくなりました。
はらみ線の翌週順当に続伸した格好。
まずは3週前の高値2,000円を実線で越えられるかといったところかと思います。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:目先の焦点は、2,036円を越えればカップウィズハンドルに似た形
- 週足:はらみ線のち形は良化、節目2,000円
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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