Jリートの株価がついにレンジ上限を突破、現状を確認

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Jリートの株価がレンジ上限を突破、現状を確認

Jリートの株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。

  1. テクニカル(日足、週足)
  2. 分配利回り

日足

5月2日、ついにレンジ上限を突破しました。テクニカル的には買いが意識される動きです。

ストキャス・RCIも短期的にはけっこう上がってきており、今後のローソク足の形によっては調整もいったん視野に入れておきたいような状態ではあるものの、短中長期MAすべてが上向きの綺麗な上昇トレンド。

週足

週足も短中長期MAがすべて上向いてきました。

つまり、日足も週足も上向きということになりました。どちらかだけより、どちらものほうが買いが意識されやすい状況です。

テクニカル重視で順張りに行くならば買いが定石ということにはなります。

分配利回り

現在の利回りは4.52%であり、「やや割安」と見えます。

過去平均値は4.2%程度であり、基本的に「4%を上回れば割安圏、4%を下回れば割高圏」といった見方ができると思います。

コロナショック直前と2021年には3.4%程度まで低下しました。その水準は割高と見ます。

個別株で配当利回りを基準に割安度を測ることは注意が必要ですが、Jリートに関してはこれまでの経験上、割安度を測る指標として分配利回りは比較的機能しやすいと思います。

まとめ

  • 日足がレンジ上限を突破、日足・週足ともに上昇トレンドに転じる
  • 分配利回り:4.52%とやや割安

Jリートは昨年から繰り返し割安圏にあることを報じてきました。ここに来てようやく本格的な反発ということになります。

割安圏ということは株価が低迷していることでもあり、そういう時に反発を期して買いを入れるのは心理的に難しいかもしれませんが、そういう時こそ安く仕込める局面でもあります。

今般のとおり、反発には時間を要することが多いので、買いを入れたらば辛抱強くゆったり構える姿勢が求められますね。

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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