三菱商事(8058)の株価、バフェット氏の長期保有志向で大幅反発

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三菱商事(8058)の株価、テクニカルと過去PER・PBRから現状を確認

三菱商事(8058)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。

  1. テクニカル(日足、週足)
  2. 過去PER・PBRレンジ(おさらい)

日足

5月7日(水)終値時点のチャートです。

日足は先日報じたようにテクニカル的には調整を意識させる形でした。

しかしバフェット氏が5大商社を長期保有する考えを示したことが材料視され、日経平均対比で強い上昇、大陽線で引けました。そして、節目としていた短期MAを超えてきました。

4月30日の高値2,745.5円に面合わせしたところで上げ止まった格好。明日この高値を明確に超えられるかは節目のひとつかとは思います。下方向の節目はトレンドラインとの交点となる2,673円近傍。

ストキャスは急速に切り返して再びゴールデンクロス。

「放れたほうに付け」という格言があるように、5月7日は上放れました。この格言に従うならば、定石としては買いということになりますね。

週足

週初は重要なんですよね。なぜならば、週初の5月7日に上放れしたことで、週足も上放れしたことになります。

ストキャス・RCIすべてが上向きの上昇トレンドが引き続き維持されています。

PER・PBRレンジの観点:下落めど1,900~2,500円程度

なお、おさらいとして、バフェット効果切れを考慮したPER・PBRレンジの観点から見た下落余地は、以下のように整理することは可能です。

今後の変数を除いて過去に依拠した机上の計算で、かつPERレンジがバフェット効果前の上限までの下落にとどまるという前提条件を付した場合、株価の下落めどは2,500円~1,900円程度という結論が導出されました。

三菱商事(8058)の過去PER・PBRレンジから株価下落余地を探る
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まとめ

短期的に調整か、と見える状態であったこのタイミングでのバフェット氏報道はテクニカル的には機会をとらえた支援材料に見えます。

以下のようにまとめられます。

  • 日足:短期MA超え。上放れ。短中長期MAすべて上向きの上昇トレンド。節目は上2,745円程度、下は2,673円近辺。
  • 週足:上放れ、長期MA以外のMA・ストキャス・RCIすべて上向き
  • バフェット効果切れを考慮したPER・PBRレンジから機械的に算出される下値めどは「1,900~2,500円」という値に着地

補足

なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。

いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。

一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。

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