株式投資で注意したい「節分天井 彼岸底」2025年はどうか

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株式投資で注意したいこと「節分天井 彼岸底」

2月も下旬となりました。

そろそろ気をつけたいのが、株式市場のアノマリー(過去の経験則)である「節分天井 彼岸底」です。

意味は以下の通りです。

  • 株式市場が節分(2月3日)頃にピークを迎え、お彼岸の時期(2025年:3月17~23日)頃に底値をつける傾向を表す相場格言のひとつ

背景には、3月期末を迎え、ファンドの換金売りが生じるため、と言われています。

知己のベテラン相場師は、毎年この時期になると彼岸底のアノマリーを私に伝えてくださいます(笑)

2025年はどうか:節分頃に高値を付けた

以上をふまえ、現時点における今年の日本株(TOPIX:東証株価指数)の値動きを確認してみましょう。

日足

たしかに2月3日目前に株価は当面のピークを迎え、のち反落し、2月18日に上値を切り下げて2番天井を付けて下落しています。

週足

週足でもう少し巨視的に見てみましょう。

レンジ気味ながら下値を切り上げた上昇トレンドを維持していたものの、直近2か月においては上値を切り下げてきています。

テクニカル的には、中期移動平均線でまず踏みとどまれるか、そして次はサポートラインとなる「2,710~2,720」あたりで踏みとどまれるかが焦点のひとつかと思います。

まとめ

以下のようにまとめられます。

  • 過去の経験則として「株式市場が節分(2月3日)頃にピークを迎え、お彼岸の時期(2025年:3月17~23日)頃に底値をつける傾向」があるとされてきた
  • 今年は節分頃に確かに天井を付け、上値を切り下げている
  • 日本株はテクニカル的にはサポートライン2,710~2,720あたりで踏みとどまれるかが焦点のひとつか

現在市場では、翌日物金利スワップ市場が織り込む日米の政策金利予想をみると日銀の独歩利上げの織り込みが進んでおり、ドル円相場も円高に振れるかたちで推移しています。

日本株は昨今堅調であってきた不動産セクターが反落し、上昇トレンドが失われ下落局面に転じるなど、日銀の利上げを意識したような動きが株式・為替ともにみられています。

利上げは「比較的無リスクで得られる金利(国債利回り)の上昇」を意味するため、教科書的には株価に逆風ではありますが、今年はアノマリー通りの株価推移となるか注目です。

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