終の棲家、還暦以降のライフプランをどう考えるか
読者からの以下ご質問に回答いたします。
ご質問
題名: 終の住処について
メッセージ本文:
こんにちは。いつもためになるブログを拝見しています。私も不動産と株式のハイブリッド投資で総資産2.5億円までやってきました。現在50代で妻子ありです。
現在は不動産が2億円超(利回り4%)、金融資産が5千万円超です。自宅は賃貸です。不動産投資は打ち止めで金融資産の半分を主に日本株(鉄道や流通・サービス)やリート(商業・倉庫)、ゴールドなどに投資しています。この先にどの銘柄に手を出すかも思案中です。
終の住処も還暦後にどうすべきか?もうリタイアをしていますが年金は60歳で前倒し受給して、そのまま引き続き賃貸でいくか?首都圏郊外の戸建てを買うか?郊外のマンションにするか?(基本的に買うなら中古ですが)
還暦以降の今後のライフプランに何かお考えがあればいつか記事にして頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。弊ブログは、私よりも人生の先輩が多くご覧になっているように感じます。たいへん恐縮です。
ポートフォリオを拝見しますと、盤石の状態であるようにお見受けいたします。その観点からは、心が躍り出しそうです(笑)
終の棲家(ついのすみか:生涯を終えるまで生活する住居)ということで、今までいくつかご相談をお受けしたことがあります。
購入で安心を得る
やはり賃貸は年齢を理由に審査に通らないところもあるようで、一般的には「購入によって安心を得る」という形がみられます。この場合、経済合理性はいったん脇に置く塩梅ですね。
ちなみに一例にすぎませんが、以前郊外で何度も試算したところ、都心のように時と共に値上がりする場合でないかぎりは、値上がりを期待しづらい場所(例:郊外)においては購入も賃貸も経済合理性は大差ありませんでした。
適度な田舎で両取り
私のおすすめ(というかお気に入り?)は、ずばり適度な田舎です。
- 都会に1時間ほどで行けて、
- 海や山、温泉などの自然資源が豊富で、
- ゆえに新鮮な海産物や野菜などが手に入り、
- いざとなれば畑も借りられる
そのような場所は、少なくとも都市圏の郊外にはいくつか確認できています。「都会と田舎の良いとこどり」ができるのがよいのですよね。
印象的な実例①:家族の変化に応じて
印象的な実例があります。子どもができると高くて広い家を買う、子どもたちが巣立った後は夫婦2人では手広く感じ、還暦を迎え、郊外のコンパクトな家に移り住むご家庭もありました。
そうして、家族の形態に応じて適切な住処は変わっていくものなのですね。
印象的な実例②:学び続ける
尊敬する母は、還暦後も働き、資格勉強に励み、シニア向けの大学に通うなど、なにかを学び続けています。
そして有限の人生を意識しつつ、人生を味わいたのしむことに全力であるように見えます。
私もそのようにありたいと思っています。
学び、活動し、探究し、身体を動かす
- なにかを学び、
- なにかしら活動(仕事)をし、
- 好奇心や興味に応じて探究し、
- 人と関わり、身体も動かす。
そうした行動によって、結果的に心身が整うと実感しています。
歳を重ね、体力は往時ほどはなくなっていくものかとは思いますが、以上のメカニズム自体は人間であるかぎり変わらないように思います。
回答になっていましたら幸いです。ご質問ありがとうございました。
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