日本株の信用分を大幅に縮小、3つの教訓
日本株の信用口座を500万円まで縮小しました。
低配当株を売却、高配当株を現引きし、ポートフォリオを高配当化
一時は1億円に満たない額を保有し、金利だけで1日8,000円を支払うという(笑)やや攻めすぎメタボな時期もありましたが、無事縮小。
暴落局面など好機と思える時期まで、いったんスリムな状態で臨みたいと思います。
昨年に信用取引に挑戦してみて、感じ取った教訓は以下です。
- 身の丈を超えたレバレッジは、いずれ剥落する
- 金利負担が、売買の意志決定に影響する
身の丈を超えたレバレッジは、いずれ剥落する
日本株の上昇局面で信用取引を開始し、大きく利益が伸びました。
しかし今年のレンジ相場では戦績は渋かったように思います。
信用取引というものは、株式を担保にお金を借りて株を買う、つまりレバレッジをかける行為なので、上昇局面では実力以上に資産が増える一方、レンジ相場では金利負担が気になりだし、下落局面では資産が減るスピードも速まります。
つまりは諸刃の剣であり、ドラゴンボールでいうと界王拳のような存在。
昨年夏のように「高い確度で勝てる」と感じられる局面で、信用取引というカードを発動させるような使い方がよいと感じました。
逆に言えば、「どっちつかずの確信が持てない局面では現物のみとし、暴落等のチャンスが来たら信用を活用する」といった戦略が一案のように思います。
金利負担が、売買の意志決定に影響する
野村証券の年0.5%金利負担ならよいと思いますが、私の場合はSBI証券でやっていたので金利負担が年2.8%もあります。
したがって長く持つほど金利負担がかさんでくるため、上昇局面では気持ちよいですが、レンジ相場または下落局面では心理的な負担になりえます。
また、株式市場で致命傷は避けなければいけません。現物ではロスカットの心配が必要ないため損切りに迫られることはありませんが、信用でレバレッジをかけている場合は損切りラインを必ず設ける必要があります。
加えて、長く保有するほど金利負担を感じるため、「保有期間を短くしよう」という意志が働きやすくなると感じました。
まとめ
以下のようにまとめます。
- 損切りラインを必ず設ける必要が生じる
- 長く保有するほど金利負担を感じるため、「保有期間を短くしよう」という意志が働きやすくなる
- 暴落局面など、チャンスと感じられる局面で、信用取引という諸刃の剣カードを発動させるような使い方が一案
使い方次第ですね。またひとつ勉強になりました。
※なお、信用取引はリスクの調節が必須なので、一般に積極的におすすめすることはいたしません。
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