株式市場が暴落しても、現物のみなら安心できる
信用取引の経験があるからこそ感じることは、
- 現物取引のみなら、(現行資本主義の継続に賭けるかぎりは)株式市場が暴落してもなんら狼狽する必要なし
ということです。
理由は以下の通りです。
- 現物取引のみならば、株価が下がろうが未実現損失でしかなく、信用取引のように強制決済されることもない
- 信用取引のように金利をとられることもないので、株価低迷も耐えやすい
- 配当は停止されないかぎり支払われ続け、株価低迷も耐えやすい
- 過去の傾向としては、数か月~5年以内に株価は回復
したがって、中長期的に「株式市場の未来が明るい」というシナリオに賭けるならば、株価が暴落しても現物のみなら泰然と持ち続けやすいです。
今までの過去の傾向にならうならば、株価は下落しても、いずれは反発して元の値に戻り、さらなる高値をめざすことになります。
過去の傾向:数か月~5年以内に回復
下表は、過去の「日米株式における下落率」と「回復に要した年数」です。
| ピークの年 | 下落率 | 回復までの年数 | |
|---|---|---|---|
| 米国株式 | 1929年 | -83% | 15年 |
| 1946年 | -22% | 3年 | |
| 1961年 | -22% | 2年 | |
| 1968年 | -29% | 3年 | |
| 1972年 | -43% | 4年 | |
| 1987年 | -30% | 2年 | |
| 2000年 | -45% | 6年 | |
| 2007年 | -50% | 5年 | |
| 日本株式 | 1953年 | -26% | 2年 |
| 1961年 | -26% | 2年 | |
| 1963年 | -21% | 2年 | |
| 1973年 | -32% | 3年 | |
| 1989年 | -69% | 32年 | |
| 2007年 | -39% | 4年 | |
| 2016年 | -18% | 9か月 | |
| 2016年 | -7% | 3週間 | |
| 2018年 | -16% | 11か月 | |
| 2020年 | -29% | 8か月 |
(出所:マネックス証券、myINDEX、三井住友DSアセットマネジメント)
バブルと世界恐慌という極端な例を除けば、概して数か月~5年以内に回復したことがわかります。
これはあくまで指数の単純な回復なので、配当や買い増しを考慮すれば回復に要する時間はもっと縮まります。
リーマンショック後の推移

出所:三井住友DSアセットマネジメント
株式投資をしていれば、この手の下落局面は数年に一度は必ず遭遇することになります。私もリーマンショックからコロナショックに至るまで毎度資産減少に見舞われました。
しかし暴落するたびに買い増すことで資産は増えてきました。今後も現行資本主義が継続する可能性に賭け、そして株式市場の中長期的な成長に賭けるかぎりは、致命傷さえ負わなければ株式に投資し続ければ資産が成長する確度は高いとの考えに至ります。
そして現物取引ならば、信用取引のように強制決済される心配は(世界や金融システムが崩壊等しないかぎりは)基本的にないため、致命傷を負いやすい構造ではないでしょう。
信用取引を実際にやってみて暴落を経験すると、以上のような現物の相対的な安定感を深く感じました。
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