信用取引で実感したメリットと売買戦略
上の記事で記したように、信用取引は「下手すると破滅的な資産減少に至る」というデメリットがあります。
補足
繰り返しながら、信用取引は一般的に広くおすすめできるものではありません
メリット:建玉ごとに売却し、買値を下げていける
いっぽうで、メリットも実感しています。「レバレッジを利かせられる」という最大のメリットに次いで、以下を挙げます。
- 建玉ごとに売却できる
以下は「京王電鉄(9008)」の信用取引枠の保有詳細です。
ご覧のとおり、買値ごとに建玉が区別されており、100株ずつ建玉を指定して売却できるのです。
たとえば先日、上の画像の最下段「10/19に購入した買値4,351円」を200株指定して利確しました。こうすることで、買値の高い建玉から利益確定でき、平均買値を下げていくことができます。
「ナンピン売り上がり戦略」ができる
したがって、信用取引では以下の戦略がとれます。
- 逆張りナンピンし、反騰局面で買値の高いものから利確していき、買値を下げていく
補足:ナンピンについて
一般的にナンピンはよくない投資行動とされますが、私は昔からナンピンするタイプです(もちろん、好ましくない結果となったこともあります)。
- たたき売られて下値が限定的なものは、とくに機能すると感じる
- 自分のトレード次第で買値を下げられるので、ゲーム性があっておもしろい
- 「長期保有してよい」と思える銘柄なら、買値の高い建玉は利確し、買値の低い建玉を現引きして心地よく長期保有してもよい
まとめ
以下再掲します。
信用取引は高いリスクを内包し、一般的に広くおすすめできるものではないが、建玉ごとに売却できるので、
- 買値の高い建玉から利益確定でき、買値を下げていくことができる
そして、以下の戦略をとることができる
- 逆張りナンピンし、反騰局面で買値の高いものから売り上がり、買値を下げていく
- たたき売られて下値が限定的なものは、とくに機能すると感じる
- 自分のトレード次第で買値を下げられるので、ゲーム性があっておもしろい
- 「長期保有してよい」と思える銘柄なら、買値の高い建玉は利確し、買値の低い建玉を現引きして心地よく長期保有してもよい
この戦略、かなりたのしいです。
投資の世界が広がった感覚があります。
ただし何度も繰り返しますが、信用取引は破滅的な資産減少に至るリスクも内包するため、一般的に広くおすすめするものではありません。
使い方次第では劇薬にもなるので、用法・用量を守って正しくお使いください。
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結果と感想です。保守的なルールを定め、厳守することが必須かと思います。
昔日に記したものです。一般的には現物投資が王道かと思います。