増配率の高い銘柄紹介:MSCI

Twitter

MSCI:高い増配率を誇る指数算出企業


何度か紹介してきましたが、増配率の高い企業の1つに「MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社)」があります。

JavaScriptで綺麗な配当グラフができたので、あらためてご紹介です。

同社の特徴をシンプルに言えば、以下3つのグラフに集約されるでしょう(グラフをクリックすると表示が変わります)

  1. 配当
  2. 利益と配当
  3. 株価と運用資産残高

① 歴年の配当

5年で約3倍。

配当利回りは約1%ですが、この増配ペースが続けば数年で高配当化することになります。

2022年には、3Qで20%増配した半年後に10%増配しています。

② 利益と配当

無理に配当を出していないか見てみましょう。

利益>配当となっています。

③ 株価と運用資産残高

「MSCIの株価」と「MSCIが算出した指数をもとに作られたETFの運用資産残高」は、下図のとおり相関しています。

背景に以下構造があります。

  • 指数を算出する会社(例:MSCI)
    指数使用料(License Fee)を継続的に受け取る
  • 運用会社(例:バンガード、大和証券 など)
    指数をもとにETFをつくり、指数使用料を払う

MSCIは指数(指数とは、日経平均株価のように特定の地域や分野の株価を数値化したもの)を算出する会社です。金融機関は指数をもとにETFを組成し、MSCIにライセンス料(例:運用資産残高×定率)を払います。いわば、MSCIは運用業界の元締め・胴元です。

各社がMSCIの指数を採用しない等の事態とならないかぎり、MSCIは運用資産残高に応じて継続的に使用料を見込める構造です。

関連記事

ほか、増配率の高い銘柄に以下のようなものがあります。

【ROL銘柄分析】ロリンズ、業績全てが右肩上がりの害虫駆除サービス提供企業
配当金生活やセミリタイアをするために「配当収入という定常的なキャッシュフロー、つまり経済的基盤の1つ」を築く上で原資が必要になりますが、その...
コストコ13.3%増配、今年は特別配当が出るか
コストコが増配を発表、連続増配年数19年へ ★ 月次売上高を更新しました。 米小売り大手「コストコ」が13.3%の増配を発表し...
【FDS銘柄分析】ファクトセット、約40年連続増収、高増配率の成長企業
【FDS銘柄分析】ファクトセット・リサーチ・システムズ、2桁増配率を維持する成長企業 ファクトセット・リサーチ・システムズ【FDS...
新刊「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
騒がしすぎる世界で、「主体的」であれ
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

Follow me by FREETONSHA

公開日: