資産運用の新たな試みとポートフォリオ
新しい試みというのは、わくわくするものですね。
私はどこかへ歩いていくときも、帰りは違う道で帰りたくなります。発見があるからです。
資産運用において、下げを活かすことを考えています。
短中期目線、短期空売りも排除しない
特にFIREしてからでしょうか。以下のような変化がみられます。
以前
- あくまで長期目線で投資
- 基本的にはあまり売らない
- 売った銘柄のその後の動きは見ない
- 空売りはしない、下落は耐える
最近
- 短中期目線の投資も排除しない
- 売却も状況に応じて
- 空売り(ヘッジ)を実施、下落で攻めることも
短中期取引は、もともと20代前半に日本株でやっていたので意外性はありません。
しかし短期の空売りは自分がやるとは思ってなかったです。
資産運用の一般的な手法は、「長期・つみたて・分散」とされます。私も黎明期にはそのように綴り、自らもその通りに投資していました。
- 市場は右肩上がり、
- 長期低迷局面もなく、
- 下落に強い傾向(コロナショック除く)であってきた高配当株・連続増配株ポートフォリオで、
- 銘柄選びは保守的ながら入金でガンガン攻めるスタイルだった
ので、当時の時宜にかなっていたと思います。もちろん今でも手法のひとつでしょう。否定するものではありません。
しかしその一般論とは別に、コロナショックなどの市場下落局面を経ていくうちに、
「市場の波(下落)をバイ・アンド・ホールドで全身で受け止めるのはいつも一定のキツさがある。できれば避けたいし、ほかにやりようある‥」
とも思い始めたのだと思います。
ポートフォリオ
結果、現在の米国株保有銘柄は【ABBV】【MO】、英国【BTI】と、、(後述)。そして短中期目線で、実質的にS&P500の空売りに相当する【SPXS】。これらにゴールドと不動産という資産ポートフォリオ。
安心してください。
上に挙げた銘柄がすべてではなく、ディズニー【DIS】をまだ持っています。同社からは含み損というプレゼントもいただいており、やさしく抱きしめています。
安心しましたか。
安心しますよね。
投資判断による影響を記録
さて、以前は、保有していた銘柄を売ったあとの動きはさほど見ていませんでした。しかし今は「その銘柄を売ったことによる損益を見て、結果を確認する」時もあります。今後のためです。
とはいえ、年始から投資判断によって良化した損益は、、などと言い出すと、往々にして調子に乗るなと市場からビンタされます。
市場と人間のメンタル的な付き合いとは、そういうものだと思います。慢心はだいたいやられます。
変化の背景
さて、運用スタイル変化の背景には、やはり資産規模が大きくなったことも関係していると思います。
損益の影響が大きくなると、金融市場の影響をモロに受けるような運用体制は心理的にとりづらい。
「これだけの損益の影響が出るなら、プラスアルファをねらうも一興」となりやすい。
そしておそらくこの心理的な変化は、なによりも、現状維持ではなくチャレンジ意欲的な好奇心に由来するものだと思います。
やっぱり運用に限らず、挑戦はしないとあかんと思いますね。2冊目の本を引き受けたのもそうです。
「とりあえずやりたいと思ったことは片っ端からやってみて、自分と結果がどうなるのかを客観視する」といういつものスタイルの一環といえるかもしれません。
なお油断や慢心、虚栄といった自らにバイアスさえもかけてしまう類のものは厳に慎みたいものです。
沈着に、そして前例や過去・一般的な定説にとらわれず、新たな試みは排除せずに、興味の赴くままに資産運用を続けたいと思います。
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空売りした結果はこちらに記しています。