高配当ETFを下落局面で買い付けるタイミングとは
近い将来に多くの配当を得ることをめざす場合、米国高配当株ETFは適した投資対象として挙げられます。
購入タイミングとしては、以下2つに大別できるでしょう。
- 定期つみたて
- 下落局面で買う
②に関して、以下ご質問をいただいています。
ご質問
題名: 高配当ETF買い付けタイミングについて
メッセージ本文:
こんにちは。初めまして。
表記の件に関しまして質問させてください。
現在、積み立てNISA口座2つで63,333円/月、定期積み立てしています。
そのほか、海外積み立てを35,000円/月、行っています。
余剰資金が7-10万円/月、算出できるためそれを高配当ETFにまわしていきたいと考えています。
まずは月3万円配当金を目指しています。
買い付けタイミングなのですが、VIX指数が30以上になったとき、など、こちらの記事を参考にさせていただいています。
https://freetonsha.com/2019/08/18/when-to-buy-spyd-vym-hdv/
今回、買い付けるとなると初回となるので、まだ少し不安で質問させていただきました。
お忙しい中、大変恐縮ではありますが、返信いただけますと嬉しいです。
指標というものは万能ではありませんが、1つの目安としては参考にできると思います。
VIX指数が上昇する局面というのは、投資家がリスク回避姿勢を強めている場合が多いです(厳密にはVIX指数はオプションがらみですが)。
そのため、「市場の下落局面で逆張り的に高配当株ETFを購入する場合には、VIXが高いときに買っていくのは参考となる手法」と言えます。
注意点
注意点としては、ご質問文の記事内にもあるとおり、リーマンショックやコロナショック級の暴落局面では、VIX指数は30を大きく超えることもあります。
その場合に、仮にVIX指数が30を超えた時点ですぐに買っても、株価はのちにさらに下落していることになります。つまり買うタイミングとしては早すぎる結果となる可能性もあります。
よって、VIX指数を参考にして買い向かう場合でも、あくまで資金を一気に入れすぎない方が保守的・安心ではありますね。
買付が少し不安ということですので、なおさら保守的に行ってもよいかと思います。
結局はどれだけ下落するのか誰にもわからないので、下落局面で買い向かう際も購入資金を切らさないように分割して投入するのがよいと思いますよ。
不明点あればご連絡くださいね。ご参考になれば幸いです。
Best wishes to everyone.
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