ケチとは、「お金を賢く使う」美徳である【関西のよき文化】
「ケチ」と聞くと、どのような印象を受けますか。
人によって、いろいろあると思いますが、今でもバリバリ関西弁の私の独断と偏見に基づいて、以下述べます。
こうやって、種々のワードについてポジティブに接していく。そうしていくことで、自身の価値観に沿った金銭的価値観も醸成されていくものと思います。
「ケチ」とは、「お金を賢く使う」ということ
- 私(関西人)が考える「ケチ」とは、「お金を賢く使う」こと
を意味するワードです。
仮に「貧乏くさい」という解釈があれば、「んも~そゆことちゃうねん。わかってへんなぁ~~」となる人もいるかもしれません。
一方で、「けちけちすな」という言葉もあるぐらいなので、人によって解釈は様々ですね。
ケチは、関西では褒め言葉になり得る
関西人にとって、「お金を賢く使う」ということは、文化であり美徳であり関西人としての誇りといっても過言ではないのではないでしょうか(言い過ぎ?)。
だからこそ、「ケチは褒め言葉」と解釈する関西人がいても、ごくごく自然なことだと私は思います。
ここは、土地によって文化が異なる点かもしれません。「ケチ」という言葉を全国向けに意訳するのであれば、「お金を賢く使う」ということです。
この前ケチと言われてなぜか凹んでる人がいたので、こう言いました。「ええやん、ケチ。それベタ褒めやん笑」
単に、限りある資源を有効に活用しているだけ
お金は湯水のように無限に湧いてくるわけではないので、「限りある資源を有効活用する」という形です。
むしろどれほど賢くお金を使えるのか、つまり関西風に言えば「どれぐらいケチれるか」というのは、むしろ関西人にとっては「賢さの見せどころ天下一武道会」とさえ言えるかもしれません。
だからこそ、関西では「ケチ自慢」、つまり「賢くお金を使えたで~、の自慢大会」が催されることもあるのです。
Aさん
Bさん
ええかっこすることよりも、現実主義・実利主義と言えるかもしれませんね。
補足
「関西」「関西人」と本記事では一部一般化していますが、その実、多分に私の独断と偏見が含まれている可能性があること、ご承知おきください。
関西人的に言わせれば、「いかに賢く、いかに有効に使うのか」ということ
ケチとは、ニュアンスとして支出を抑えるという意味合いもある一方で、関西人的に言わせれば「いかにお金を賢く使えるか」を端的に表し得る単語でもあります。
お金の使い方というのは、その人の価値観・生き方が凝縮された一面にもなり得るものですね。
もし、「ケチ」という言葉に負のイメージを感じる方がいらっしゃるのであれば、上述したような観点もあるということです。
ところ変われば、みな変わる。土地・文化などで、同じワード1つ取っても、解釈からニュアンスまで多岐にわたるということですね。
同じワードでもポジティブさを見いだすことで、行動そのものにもポジティブな影響が潜在的にあるでしょう。「支出の最適化」と同様ですね。
Best wishes to everyone.
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