資産運用とは、人生設計そのものである。
みなさまは、何のために資産運用を始めましたか。
- お金を増やしたい
- 生活を楽にしたい
- だれかを楽にさせたい
- 自由な時間を持ちたい
- あれを買いたい、これを買いたい
- 高級〇〇がしたい、高級〇〇が欲しい
いろいろと人によってあるかもしれません。
友人に資産運用について聞かれた際、まず私が聞く2つのこと
わたしが友人に資産運用についてたずねられた際、まず聞くことがあります。
それは、以下の2項目です。
- 「何年後にどうなっていたいか」
- 「そのお金で何をしたいのか」
自分の願望などをふくむ「価値観」「人生観」を掘り下げることが最終的に重要だと思います。
なぜなら、その価値観・人生観によっては、たとえば
- 実は自分だけのためなら大してお金がいらない
- お金は手段である
といったことに気づくかもしれません。あくまで例です。
つまり、価値観次第で、資産運用の目的や方向性が根本的に一変する可能性があるのですよね。
最初から気づかずとも、途中から気づいたって全然よいと思います。でも、早いに越したこともないと思います。
人生とは、長いはずです。資産運用は人生に寄り添うものですから、本来的には時間軸は長いはずです。目的に向かって併走するものですね。資産運用それ自体を独歩させない方がよいと思います。
つまり、資産運用とは人生設計そのものなんですよね。
ある程度の額を得ると、ベクトルは自然に他者へ向かう
たとえば、以下のような目的が潜在的にあれば、資産運用をはじめとして物事の見方に広がりが出てくるのではないでしょうか。
- 恩返しをしたい
- 親の老後を楽にさせたい
- 子どもの選択肢を増やしたい
- 社会になんらかの価値をもたらしたい
- 配偶者が望む自由な時間を持たせたい
- お世話になった友人に気前よくご馳走できるぐらいになりたい
共通点は、ベクトルが他者に向いています。
難民キャンプでやせ細った幼児でも、ほかの人に食べ物の配給を分け与えるシーンを見たことがあります。
資産運用が軌道に乗って、ある程度の額を手中に収めた時、おそらく心境の変化が起きるはずです。
「ひとりじゃ使いきれへん」
自然にベクトルは自分ではなく他者に向かうはずです。
つまり、だれしもが結局はそういう結論に達する可能性があるということです。これは実際に資産運用をしている最中でも、始める時でも、心のどこかにそっと置いておいてもよい観点だと思います。
まとめ
人によって投資の目的はちがうと思います。
以下2項は、早い段階で考えておきたいところです。
- 何年後にどうなっていたいか
- そのお金で何をしたいのか
投資の目的が価値観に沿っていれば、費やした時間は無駄にならず、後悔も生まれにくくなります。投資が人生に寄り添ってくれ、満足度も向上しますね。
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